バランステスト 動的内乱テスト SEBTの紹介

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こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。。
SMCの記事をご覧いただきありがとうございます。

 

本日はトレーナーや理学療法士、
医師向けの内容になりますが、

スポーツ現場の指導者、選手、
ご両親にもわかりやすいようにしたいと思います。

 

スポーツにおけるバランスの重要性・・・

いかがお考えでしょうか?

 

サッカーなどでは
ボディバランスがいいという表現であったり、

野球などでは
下半身がしっかりしているというような表現で、

このバランス能力の重要性が叫ばれています。

 

しかし、実際のバランス能力とは
どこでわかるのでしょうか?

もちろん、パフォーマンスから
バランスがいいことは推測できますし、
その逆も推測できますが、

より、正確にバランス能力を測定できれば、
本当にそのパフォーマンスがバランスの良さ(もしくは悪さ)から
きているのかどうかが判別できますし、
トレーニングにも生かせます。

バランステスト

バランス能力を評価するものにはいくつかありますが、
今回はその中で

  • 動きの中のバランス=動的
  • 自ら運動を制御しながらのバランス=内乱

のバランステストを1つご紹介します。

それは、

star excursion balance test(SEBT)
というものになります。

以下の動画は少し簡略化していますが、

要は片脚で立って、
もう一方の浮かせた足をどこまでリーチさせられるか。
その数値を左右で比較する、
数値の変化(トレーニング前後など)を比較するというものです。

 

このバランス能力は
怪我の予防にも非常に重要で、

Hertel ら(※1)は、
慢性的な足関節不安定症をもつ患者さんでは、
このSEBTの中で内側、前後内側へのリーチ距離が落ちていたと述べています.

この結果を生かすならば、
足関節捻挫の予防、再発予防に、
内側へのリーチ距離を増やすトレーニングが有効になる可能性があります.

こういったテストでバランスを評価し、
トレーニングにフィードバック、モチベーションアップにも活用できそうです。

 

バランステストをシンプル化に

このバランステストである
SEBTをシンプルにするために、

もう一つ文献をご紹介します。

Simplifying the star excursion balance test: analyses of subjects with and without chronic ankle instability.

ポイントは

  • 慢性的に足首ねんざを繰り返す人のバランス能力低下をチェックするには?
  • 後内側へのリーチ距離が最も大切(つまり健常者との差が出やすい)
  • その他、内側、前内側を調べれば十分

という結論のようです。

もちろん、別の要因でのバランス能力低下にまで
この簡素化を適用すべきかはわかりませんが、
全方向にこのテストをやるのはちょっと骨が折れますから、
参考にしてみてください。

 

※Hertel J, et al:Simplifying the star excursion balance test: analysis of subjects with and without chronic ankle instability. J Orthop Sports Phys Ther. 2006; 36:131-7

 

では!

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当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

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