野球 なぜ投げ方の矯正ができないのか?

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監督「あいつの、あの投げ方、なんとかならんのか!?」

コーチ「はい、口酸っぱく言ってるんですけど・・・」

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こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。。
SMCの記事をご覧いただきありがとうございます。
投げ方のクセが強い選手って結構多いですよね。
それが明らかに怪我しやすい、
パフォーマンスが上がらないものでも、
矯正するのが難しいというのは多くの指導者の方の実感ではないでしょうか。

 

今回は、多くのスポーツにおいて、
動作、動き、フォームの重要性が叫ばれていながら、
それを身に付けられない人が多いのか?

そこについて考えてみたいと思います。

なぜ投げ方が矯正できない?

矯正しようとするから矯正できない

矯正という言葉から連想するのは、なんでしょうか?

 

僕は、「歯」の矯正を思い浮かべました。

整然と並んでいる「歯」と、
その並びから外れている「歯」

その外れている「歯」をきれいに並べるために矯正する。

 

投げ方を矯正しようとする人も、
同じような状況かなと考えています。

 

たとえば、

「前足をあげて、
バックスイングするところまではいいんだけど、
ステップの足が開いちゃうんだよなぁ」

という感じでチェックして、

その「ステップの足」を矯正する。

 

なんか、「歯の矯正」と似てるような気がします。

 

これのどこがいけないのでしょうか?

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現状をベースにしているから

その理由として、

現状をベースに考えてしまっているから

ということを挙げてみます。

 

「歯の矯正」すなわち、

いまある歯の並びに他も揃える

かのように、

現状のフォームにうまく揃えるような、
クセの強い部分を直す

というニュアンスが「矯正」という言葉にはあります。

 

なぜ、現状をベースに考えてしまうのでしょうか?

そもそも現状をベースに考えることは、悪いことなのか?
と疑問に感じられるかもしれません。

 

 

多くの人は、

—————————————————

全ての人は体格、筋力、柔軟性が異なり、
その個人差ゆえ、その人に合ったフォームがある。

そして、その人に合っているかどうかは、
現状のフォームから類推するしかない。

—————————————————

このように思っているのではないでしょうか?

 

僕も以前はそう思っていたなぁと感じます.

 

 

まず、ここで、
「理想のフォーム」というのを定義しておきます.

 

それは、

「ケガのリスクを最小限にし、パフォーマンスを最大限にするフォーム」

ということにします。

 

 

そして、この「理想のフォーム」と、

「現状の自分に合ったフォーム」

これが別物であることを解説してみたいと思います。

 

 

例えば、
もっと柔軟性をあげて、もっと筋力を上げることで、

今よりも、
「ケガを減らし、パフォーマンスを上げるフォーム」ができるのであれば、
そちらが「理想のフォーム」に近いですよね.
しかし、現段階の柔軟性、筋力であれば、
その「理想のフォーム」に近いフォームは、
「自分に合ったフォーム」ではないわけです。

 

この記事をご覧いただいている方は、
これからどんどんステップアップしていきたい方だと思いますので、
現状の能力は間違いなく上げていく、あがっていくわけです。

であれば、現状に合ったフォームを求めることは、
「退化」になります。

 

「自分に合ったフォーム」を求め、
できるだけ「いじらず」に、
ピンポイントで微調整していく。

すなわち「矯正していく」・・・

 

この作業は、かなり完成されたトップレベルの選手の作業であり、
むしろメンテナンスに近い作業です。

少なくとも、これから飛躍的に
パフォーマンスを上げようとする選手がやることではない。

 

それが僕の考えです。

 

 

さらに、この現状に引っ張られながらのフォームの矯正は、
常に現状に戻そうとする力が無意識に働きますから、
小さい修正の割に時間がかかります。

まとめ

現状をベースにした矯正という作業は

その繊細かつ根気のいる作業の割に、
パフォーマンスを大きく飛躍させるものではない

 

ということを今回は解説いたしました。

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では、パフォーマンスを飛躍的に上げるために
どのようにして投げ方を身につけるべきか?

ということについても、一つ提案として
モノマネについて解説いたしました。

野球 投げ方を身につけるコツ それはモノマネにあり!

参考にしていただければ幸いです。

変わる快感クラブ野球

診察ご希望の方
当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

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