腓骨筋腱脱臼の症状は?手術は必要? 専門医がわかりやすく

この記事は2分で読めます

こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。。
SMCの記事をご覧いただきありがとうございます。

スポンサード リンク

2014年 ブラジルW杯前に日本代表入りが噂されていた
宇佐美貴史選手が直前で負傷してしまったことで
多くの方に知られた

腓骨筋腱脱臼

ですが、
名前もこむずかしいし、どういうことかわかりにくいのですよね。

 

腓骨筋腱ってなに?

脱臼って関節が外れたこと?

 

という疑問が湧いてきて当然だと思います。

宇佐美選手が怪我をしてしまった頃に、
解説した動画を貼り付けておきます。

参考にしてみてください。

 

腓骨筋腱脱臼が何か?それがわかれば症状もわかる!

まず名前を分解してみましょう。

腓骨・筋・腱・ 脱臼

腓骨はこの骨です。

腓骨とは

 

足首では外くるぶしになってます。
そのすぐ外側を走る筋肉をそのまま腓骨筋といいます.
筋肉は骨にくっつく前により硬い筋張った組織になります。
それがです。
この図ではここにあたります。

腓骨筋腱脱臼
ご覧のとおり、
腓骨筋腱は外くるぶしの後ろを走っていますが、

それが前の方に乗り上げてきちゃうのを腓骨筋腱脱臼といいます。

 

つまり、脱臼とは関節が外れることというだけでなく、

「何かが、元の位置から外れてしまうこと」

を言うわけですね。

 

そして、腓骨筋腱脱臼の場合は、
腓骨筋腱がもとの位置から前に外れていしまうわけです。

 

普段は脱臼しないように
筋支帯というものが抑えています。
急激に足首に力が加わると、
この筋支帯が切れてしまいます.
キックによっては軸足に強い負担がかかることはよくあります。
宇佐美選手も軸足として踏み込んだ際の怪我のようです。

スポンサード リンク

腓骨筋腱脱臼の症状は?

ここまでを理解していただくと、
腓骨筋腱脱臼の症状は想像できるかもしれません。

 

まず、「外れた瞬間」ですが、

これは先程も述べたとおり、
外れないように抑えていた筋支体が切れてますから、

シンプルに痛い!です。

それも場所的には外くるぶしが痛いです。

 

これは実は、足首の捻挫と非常に似ている症状です。

ですから、捻挫と思って放置してしまう人もいますから、
注意が必要です。

 

しかし、多くは、
外れた腓骨筋腱はもとに戻ります。

そして、力を入れたり、踏み込んだりした時に、
また外れるということを繰り返すことがあります。

そのたびに痛みが走りますから、
スポーツを続けることが困難になります。

腓骨筋腱脱臼は手術が必要か?

手術をする方法としない方法の両方があります。
手術をしない場合
基本的にはギプスなどで固定と安静をして、
脱臼を繰り返さないような状態を目指します。

そうすると、固定期間も1ヶ月以上を要することが多く、
その間に足首が硬くなり、
また、筋力も落ちてしまいます。

さらに、それだけしっかり固定しても、
やはり筋支体が切れてしまっていますから、
再脱臼のリスクが高いと言われています。

 

そういう意味で、
早期復帰を目指すケース、再脱臼を出来る限り防ぎたいケースでは
手術が選択されることが多いです。

手術は様々な方法が開発されていますが、
基本的には、脱臼しないように筋支体を縫い付けるか、
別のもので代用するというのが一般的です。

スポンサード リンク

今回は腓骨筋腱脱臼について、
基本的なことになりますが、解説いたしました。

参考になりましたら幸いです。

では!

変わる快感サッカー

診察ご希望の方
当サイト管理人の歌島は
関東の複数の病院で診療を行っております。

どうしても多くの患者さんを拝見している中で
時間をかけて人1人と向き合う時間がないのが悩みですが、
それでも、患者さんの希望を、
理想的にはゴールをできるだけ掴んで、
お手伝いできること、提供できることを常に探しながら診療しております。

専門分野は「肩」と「スポーツ傷害」です。

プロフィールはこちらをご参照ください。
スポーツコーチングドクター歌島のプロフィール
診察のご相談はこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
診察ご希望の方
当サイト管理人の歌島は関東の複数の病院で診療を行っております。

歌島のプロフィール
診察のご相談

アーカイブ