足首の捻挫は治らない?いつ完治?治療期間は?【医師による足関節捻挫ガイド】

この記事は2分で読めます

こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。.

今回はあなた自身、
もしくはあなたの周りの人が捻挫してしまった場合に、特に知りたいことですよね。
いつ治るのか?ってことです。

スポンサード リンク

足首 捻挫のメカニズム

こちらの動画でご説明しましたが、
捻挫とは「関節があり得ない曲がり方をした結果」です。
そして、足首の捻挫の場合、あり得ない曲がり方の典型例が「内がえし」という曲がり方です。
スクリーンショット 2014 05 19 11 43 38

つま先から足の裏が内側に捻られちゃう動きですね.
よく足をくじいたと表現しますよね.
これが度を超えて曲がってしまった結果、靭帯や関節包が傷んじゃったのが足首の捻挫です.

そこで、考えるべきは、この結果傷んじゃうのはどこか?です。

足首の靭帯の構造を理解しよう

これには足首の構造をある程度知る必要があります.
この図をご覧ください.

スクリーンショット_2014-05-17_17_47_23

足首が内や外に変に曲がらないようにピーンと張っているのが靭帯で、
外側と内側、両方あります。
外側の靭帯は主に3本あって、
名前は覚える必要がありませんが、前、下、後ろに走っています.
内側は幅広く1つの靭帯が走っています.

この靭帯を皮膚上にイラスト化してみるとわかりますが、(動画ご参照ください)
「内がえし」をすると、この外側の前の靭帯が伸びやすいんですね。

ですから、この外側の前の靭帯が切れてしまうケースが多いわけです.
一番切れやすい靭帯なので、名前も覚えておきましょうか.前距腓靭帯といいます。
これが足首の捻挫で一番多いケースのメカニズムです.

ですから、治すべきはこの切れた靭帯なんですね。

スポンサード リンク

足首の捻挫の治療期間、完治はどのくらい?

では、靭帯が治るのにはどのくらいの期間が必要なのでしょうか?

いくつかの研究では、
靭帯の主成分であるコラーゲンが受傷後3-8週で進むと言うことや
MRI検査で3-7週の間に回復が進んでいくことが示されています.

もちろん、重症度によりますが、傷んだ靭帯が修復されるにはやはり最低3週間
多くは2か月くらいを見ておいた方がいいということです。

そしてその重症度というのは軽症のグレード1から重症のグレード3までに分類されることが多く、
その重症度に応じて段々とSPORTS復帰に向けて負荷をかけていくことになります.

軽症であるグレード1で2週間、
中等症であるグレード2以上はでは最低でも4週間はSPORTS復帰は待つべきだと考えています.

もちろん、試合日程によってそうもいかないこともありますが、
足首の捻挫はクセになりやすい代表的なケガですので、
一般に思われているよりも慎重にやるべきではないかと思います.

スポンサード リンク

次回は、
足首捻挫で内出血!?腫れた!?病院にいかなきゃダメ?【医師による足関節捻挫ガイド】
ということについてです。

 

診察ご希望の方
当サイト管理人の歌島は
関東の複数の病院で診療を行っております。

どうしても多くの患者さんを拝見している中で
時間をかけて人1人と向き合う時間がないのが悩みですが、
それでも、患者さんの希望を、
理想的にはゴールをできるだけ掴んで、
お手伝いできること、提供できることを常に探しながら診療しております。

専門分野は「肩」と「スポーツ傷害」です。

プロフィールはこちらをご参照ください。
スポーツコーチングドクター歌島のプロフィール
診察のご相談はこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
診察ご希望の方
当サイト管理人の歌島は関東の複数の病院で診療を行っております。

歌島のプロフィール
診察のご相談

アーカイブ