2.ホメオスタシスとは?【2人のW杯 理論を学べる物語】

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第2話 ホメオスタシスとは?

尚紀
「こんちわっす」
新谷
「おお来たな。じゃ、紗季、練習のタイムキーパー頼む」
 
紗季
「はい」
また、この先生と2人か。。。
新谷
「それじゃあ、さっそく昨日の続きだ。まず、ゴールに必要な2つは覚えてるな?」
尚紀
「はい、自分自身で決めることと、ぶっ飛んでること…ですよね」
新谷
「そうだ。意外と真面目だな」
 
この先生は一言多い。。
新谷
「今日はホメオスタシスについて知ってもらう」
尚紀
「ホメ??なんですか?」
新谷
ホメオスタシスだ。まあ、ホメちゃんでいいよ。」
こいつ、またバカにして…
尚紀
「じゃあ、そのホメちゃんについて教えてください」
新谷
「よろしい。ホメちゃんとは…ププッ…」
コロス…
新谷
「わり、そのホメちゃんとはだな、人間の変わりたくない!っていう強いチカラのことだ。これは誰もが持ってる」
尚紀「変わりたくない?いや、変わりたいですけど。だって、サッカー初心者は嫌ですもん」
チラッと、紗季に目がいく…
新谷
「ホントにわかりやすいな、お前は。で、じゃあ、例えば、暑い中で40℃の熱発をしたらどうする?ツラくないか?」
尚紀「そりゃ、ツラいです.平熱が36℃くらいですから。」
新谷
「ほら、変わりたくない。」
尚紀「いやいや、それは別でしょ。死にたくないですもん!!」
新谷
「そう、それだ。いいキーワードが出たな。死にたくないんだよ。誰もがね」
 
尚紀「??」
新谷
「だから、死なないために、昨日と同じ状況で居続けようとするんだ。急に体温が上がろうとすれば、汗をかいて、水分を蒸散させて体温を下げる。逆もそうだろ?寒いところにいけば、ぶるぶる震わせて熱を産生する」
尚紀「はい、でも、それは熱の話ですよね?」
新谷
「それだけじゃないぞ。心拍数だってそうだろ、ずーっと心拍数が上がったままでは生きていけないよな.水分バランスだってそうだぞ、汗やおしっこで身体は必死こいて『変わらない』ように頑張ってるんだ」
尚紀
「なるほど」
新谷
「ここからが一番大切だ.このホメちゃんは、心にも働く
 
尚紀
「え?」

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新谷
「もう一度言う、ホメオスタシスは心にも働くんだ。つまり、表面上変わりたい!って言ってても、『変わりたくない』っていうホメちゃんがお前の中にもいるってことだ」
尚紀
「体温とか心拍数はわかりますけど、心ってなんでですか?」
新谷
「そうだな。例えば、極端な例でいこう。お前が明日から、女の子のフィギュアとかが大好きなオタク系になったとしよう。どうだ?」
尚紀
「オタク…バカにしてんすか?」
新谷
「え?」
尚紀
「だから、オタクをバカにしてんすか?って聞いてるんです!」
新谷
「あれ?ん?怒ってる?…まさか…」
尚紀
「フィギュア…集めてますけど」
新谷
「な、なんと。それはリサーチ不足…お前にそんな趣味があったとは。
いや、それはいい。バカにはしていない。オタクは立派な文化だ。」
尚紀
「・・・ならいいっす。」
新谷
「ホッ…じゃ、別の例でいこう。明日からお前が俺に恋しちゃうとしよう」
 
尚紀
「はぁ??キモいし、あり得ないです」
新谷
「おお、良かった、期待通りの反応で。ただ、これも言っとくけど、別に男が男を好きになる事自体は世界中見渡せば、よくあることだ。そういう人が表に出て来れない文化こそおかしいとは思う。まあ、俺は女が好きだが.」
 
尚紀
「そうですね、キモいはよくなかったです…で、俺が先生に恋しちゃうとするとなんなんですか?あり得ないっすけど」
新谷
「そう、その『あり得ない』ってのが、お前のホメちゃんに対する信頼だ」
尚紀
「ん?余計にワケわかんないです」
新谷
「そうだなぁ、どう言うといいかな。今までの女の子が大好きな、いや、紗季のことが大好きなお前がお前なわけだ。お前の中でな」
尚紀
「はい、もういいですよ、それで」
新谷
「観念したか。それでだ、そのお前がこれからも『変わらない』というチカラがお前の心に働いているから、俺のことを好きになることが『あり得ない』と思えるわけだ。わかるか?」
 
尚紀
「うーんと、その『変わらない』っていうチカラがホメちゃんなわけですかね」
新谷
「そう、その通り。な、心にもかかってるだろ、ホメちゃん」
 
尚紀
「はい、まあ」
新谷
「これは極端な例だからわかりやすかっただろうけど、常にホメちゃんは変わらないように微調整をかけている。体温だって40℃になんかならなくたって、36℃が37℃になっただけで、ちょっとおかしいなってならないか?」
 
尚紀
「そうですね、ちょっとだるいです」
新谷
「そうだ、それもホメちゃんの働きで、休ませようとしているわけだ。強烈なんだ。ホメちゃんは。」
 
尚紀
「はい、わかってきました。」
新谷
「だから、お前がサッカー初心者から抜け出して、上手くなりたい!『変わりたい!』って思っても、ホメちゃんはそれさえも『変わるな!』と働きかける。それがサボりたいって思いや、疲れや、楽しめない感覚や、時に怪我にも表れる
尚紀
「あ、それ、思い当たります.野球の時もその感覚は常にありました.」
新谷
「でも、続けられたのは?頑張れたのは?」
 
尚紀
「やらないと監督も先輩も怖かったから…」
新谷
「うん、それは自分自身で決めたゴールじゃないから、ずーっと他人にコントロールされたスポーツ人生だったわけだな。でも、それじゃ続かない。それが嫌で野球をやめたんだろ?」
尚紀
「そうですね。」
悔しいくらいに的確だ.
新谷
「それじゃ、ホメちゃんについて、復習だ。
1.ホメオスタシスは『変わらない』とするチカラのこと
2.ホメオスタシスは『心にも作用する』➡つまり、多くの人が変われない大きな要因
ということだ」
 
尚紀
「はい、わかりました。つまり、ホメちゃんないほうがいいじゃないですか!」
新谷
「あら。やっぱりわかりきってないね?」
尚紀
「へ?」
新谷
「ホメちゃんがなかったら、お前、明日には体温40℃で、俺のことを好きになってるかもしれないぞ」
尚紀
「え?あ!そういうことか。じゃ、いいもんなんですか?ん?でも変われない原因だし…」
新谷
「そうだな。少なくとも生きるために必要なものだ。ただし、人はどんどん賢くなって、そのホメちゃんすらも利用できるようになったんだ。それは次回話そう。」
尚紀
「はい、じゃ、帰って、W杯見ます」
新谷
「ん?物わかりがいいと言うか、やる気がないと言うか…まあ、いいや、トッププレーヤーのプレーを見て、イメトレしておけ」
尚紀「はい、お疲れさまです!」
つづく・・・

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