3.コンフォートゾーンとは?【理論を学べる物語】

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第3話 コンフォートゾーンとは?

尚紀
「こんちわーっす…」 

新谷
「お?
どうした?顔色悪いぞ?」
尚紀
「なんか、体調悪いです。。。熱はないんですけど」
新谷
「うん、ホメっちゃってるのかもね」

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尚紀
「ホメっちゃってる?ホメちゃんの話ですか?」
新谷
「そうそう、昨日までで、既に尚紀は『変わろうと』してるんだ。そうすると、ホメちゃん的にはなんとかして阻止したい。だから、体調を崩しにかかる」
尚紀
ホントっすか?
新谷
いや、ただの風邪かもしれん.どちらにしろ、今日もレクチャーだけだから、その後病院に行けな!」
尚紀
「はい…」
どっちなんだよ。この先生はマジなのか冗談なのかわかりにくい・・・
紗季
あー、尚紀君、顔色悪い!大丈夫??」
な、尚紀君…名前で…
尚紀
「あ!全然大丈夫っす!ほら!」
と腕をぶんぶん回す俺。
新谷
「だから…お前…気持ち隠す気ゼロだな」
うるせ、なんとでも言え。
新谷
「病院がしまっちゃう前に講義しちゃうぞ」
尚紀
「はい!」
新谷
「昨日の話で、ホメちゃんは『変わろうと』しないチカラと言ったな。」
尚紀
「はい!」
新谷
「変わりたい尚紀にとっては、むしろ悪いものじゃないかとも思えたわけだ。」
尚紀
「はい。」
新谷
「そこでだ。今日はこのホメちゃんを利用する方法を伝授する」
 
尚紀
「利用する??それどころか、ホメちゃんに逆らって頑張るしかないんじゃないですか?」
新谷
「ほとんどの人はそう思って、つまずくんだ。それはホメちゃんをあなどりすぎだ。尚紀は頑張れば、体温を38℃に維持できるか?
尚紀
「風邪引けばできると思いますが、やりたくはないですね」
新谷
「そうだよな。そして、風邪引くって、一時的な話だよな.いずれ治るだろ?38℃の人間に成長したわけじゃないよな。」
尚紀
「そもそも38℃って成長って言うんすか?」
新谷
「たとえ話な。」
尚紀
「すんません。。。でも、その38℃が平熱になっちゃうくらい大変なこと、というか無理なことなんですね.ホメちゃんに逆らうのは。」
新谷
「お!わかってるねぇ!そういうこった!」
尚紀
「じゃ、どうすればホメちゃんに逆らわずに成長できるんですか?」
新谷
「そこだな。うん。じゃ、ここでも体温を例に挙げよう。ホメちゃんが働くのは、例えば尚紀の場合は36.0℃だったな。」
尚紀
「そうです。36.0℃が平熱です。マラソン大会の一週間前はどうやって体温計の表示を38℃に上げるか研究したことがあるんで。。」
新谷
「手の込んだ仮病だこと。まあ、いい。その平熱ってのは基本的には尚紀、もっと言うと人類に埋め込まれた、ほぼ変えることのできない値と言える。」
尚紀
「まあ、そうですね。」
新谷
「だが、はどうだ?お前のサッカーの能力はどうだ?」
 
尚紀
「少なくとも人類に埋め込まれた決められたものってのは…ないですかね。」
新谷
「そうだ。平熱が38℃の人間は見たことがないだろうが、サボリ癖がどこにも見当たらないイチローの心や、メッシのような超人的なドリブルをする人間をお前は知ってるな.」
 
尚紀
「はい!」
新谷
「わかるか?心にとっての平熱、スポーツのパフォーマンスにとっての平熱は決まってないんだよ。もっと言うと尚紀、お前が決めていいんだよ」
尚紀
「はい、決めたいっす!」
新谷
「お!テンション上がってきたな!ここまで理解できれば、かなりいいところまで来てるぞ。そうなんだ、だから、初日に言ったな、ゴールはお前が決めるものなんだ」
尚紀
「はい!」
新谷
「ここで、もう一個コトバを覚えてくれ.この心にとっての平熱や、スポーツパフォーマンスにとっての平熱と表現したもの、要はお前にとっての当たり前の領域だ。これをコンフォートゾーンと呼んでいる。」
尚紀
コンフォートゾーン?快適なゾーンってことですか?」
新谷
「英語勉強してるのか、意外だな」

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尚紀
「素直に聞いてるのに、おちょくらないでくれますか?」
新谷
「悪い、悪い。でも、もうこの話のクライマックスは間近だ。上達のメカニズムはこのコンフォートゾーンを上げていくことに他ならないんだ。」
尚紀
「僕にとっての当たり前を上げていくってことですか?
ん?当たり前・・・平熱みたいなもんだから・・・ホメちゃんが働く?」
新谷
「そういうことだ。わかったか?お前にとっての当たり前、つまりコンフォートゾーンが上がっていけば、辛い思いや無理矢理頑張っている感じがないのに、ホメちゃんの働きで勝手に努力しちゃって、上達しちゃうわけだ。つまり、コンフォートゾーンを上げるのが先、努力が後だ。」
尚紀
「はい、今までの僕らは努力が先で、その結果どうなるか?みたいな行き当たりばったりで、ホメちゃんに打ちのめされてたんですね」
新谷
「物わかりが良すぎて怖いが、そういうことだ。」
尚紀
「わかりました!それじゃ、このコンフォートゾーンの上げ方を教えてください!
それにぶっ飛んだゴールじゃないといけない理由もまだ教えてもらってませんよ。」
新谷
ほしがるねぇ!もちろん、教えていくが、それは明日から、実際に練習に参加しながら、チームメイトと学んでいこう」
尚紀
マジっすか!?やっと、練習に参加できる!」
 
新谷
「その前に宿題だ.お前のサッカーにおけるゴールを考えてこい!」
尚紀
「はい」
あれ?いつのまにか体調が回復してる。
でも、おとなしく家で休みながら、ゴールを考えよう。
ゴールか・・・ぶっ飛んだものだよなぁ。

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つづく・・・
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