野球のコツ:スプリットやフォークで肘を痛めないためには?

この記事は2分で読めます

こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。.

田中将大投手がオールスター前に12勝を達成し、
クオリティスタートも連発し、
とても1年目とは思えない活躍を見せていましたが、
残念ながら右肘の靭帯損傷で離脱となりました.

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スプリット・フォークは肘を痛めるから禁止!?

メジャーリーグではこれが定説です。
本当に禁止している球団もあります。
明確なデータはありませんが、
実際、アメリカのコーチのほとんどは、
フォークやスプリットを投げるくらいなら
チェンジアップを投げさせるな指導が一般的なようです。

田中将大投手もスプリットのせいで肘を痛めた?

ただし、定説だから、
「あぁ、スプリットやフォークは投げちゃダメなんだぁ」
と考えなしに受け入れることはお勧めできません。

「なぜ?」ということを考える癖をつけないといけません。
これは無意識に、癖としてやるレベルが必要です.

そこで、スプリットは肘を痛めやすい理由ですが・・・

どう考えますか?

まず腕のスイングや手関節の動きで、
ストレートと違って、捻ったりは一般にはしないですね。

多くの投手は腕の振りはストレートと全く同じで、
握りだけ違うというのが基本だと思います.
ですから、カギは握りですね.

人差し指と中指を拡げて、挟むということの影響を考えましょう.
試しに挟んだ状態で、人差し指と中指の曲げ伸ばしをやってみてください。
挟まない状態より「やりにくい」ですよね。

ここで知るべきは、 指を曲げる筋肉の解剖と働きです.
指を曲げる筋肉はもちろん、指の骨についてます。

では、もう一端はどこについているのでしょうか?
実はなんですね。
肘の内側の ここです。

指 曲げる筋肉 屈筋群
あれ?田中投手が傷めた靭帯はどこだったでしょうか?
ここです。
肘 内側側副靭帯
めっちゃ近いですよね。

ご想像の通りです。

指を曲げる筋肉には実は肘の靭帯損傷から守る効果があるというデータがあります.
それは筋肉のつき方をみればある意味当然ですよね!

ですから、実際には様々な検証が必要ですが、
シンプルに考えるなら、

スプリットやフォークを多く投げることで、
 指を曲げる筋肉が徐々に疲労し、
 筋力が落ちてくる。
すると、肘の内側の靭帯にストレスが集中するために、
 傷めやすくなる。

というストーリーが考えられますね。

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スプリットやフォークを肘を痛めないように投げる3つのコツ

上で言ったストーリーをもとに話を進めると、
スプリットやフォークを何球か投げる程度であれば、
特に問題なさそうですよね。

投げ過ぎが良くないのではと言う仮説が成り立ちます.
そして、なぜ投げ過ぎが良くないのか
ということまで考察したわけですから、
対策が立てられますよね.

オリジナルの握りを開発する

たくさん投げても筋肉が疲労しにくい状況を作るには、
指にチカラを入れなくても安定する握りを開発することです.

完全にチカラを抜いた状態で握って、
腕をブルンブルン振っても、
ボールが抜けていかない握りを見つけましょう。

もしくは、できるだけ指を拡げずに落ちる、
ギリギリのラインを見つけましょう。

指を曲げる筋肉の筋力と筋持久力を鍛える

最大筋力が強ければ、多少疲労しても靭帯を守れますし、
筋持久力が強ければ、疲労しにくくなります。
シンプルですね.

指ごとや指の関節ごとにこまかく鍛えられる、
こういう器具がお勧めです.

球数を制限する

これもシンプルですね.

1つ実践的な提案です。

投げ込みで、いろんな球種を混ぜて投げる、
実践に近い投げ込みの場合に是非やってみてください。

球種ごとの球数をしっかり計測し、
10球ごとに握力を測ります.
握力が落ちてくる球数と、フォークやスプリットの比率から、
あなたの現時点での限界が見えます.

分かっていただいているかと思いますが、
握力が落ちているという事は、
指を曲げる筋肉が疲労しているという事です。
つまり、靭帯に負担が強くなって、
それ以上続けると、 靭帯を痛めるかもしれないということです。

こういった、 正しい知識のもと、
理にかなった考え方をして、 傷害を防いでいく!それが基本中の基本です。
全然難しい事はありません、

要は、

ちゃんとやれば、
「変わる快感」は味わえる!ってことです。

※引用画像:グレイ解剖学 第一版

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