体を大きくする方法 利点と欠点を完全理解 スポーツドクター解説!

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こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。。

前回、いささか生意気にも、
体を大きくする方法をすぐに探してしまう
「安易さ」に警鐘を鳴らしました。
そこをメンタリティとして
超えていただければ、
進化の準備は整ったと言えます。

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ということで、
体を大きくする方法について
シェアしていきたいのですが、

もう少しその前段階、
解説が必要と感じました。

前回、体を「なぜ」大きくしたいのか?
について考えてもらったと思います。

しっかりした理由が出てこなかった人もいるでしょう。
それは、実は体が大きくなる必要がないことに気付けてよかったのかもしれないですし、

もしかすると、体が大きくなることの意味、
メリットとそれに伴うデメリット
これが整理できてないのかもしれませんね。

ですから、まずそこから整理してみましょう。

体を大きくするメリット、デメリット

メリット

総重量が大きいこと=大きなエネルギーを生み出せる

これはコンタクトスポーツやコリジョンスポーツと
呼ばれる激しくぶつかり合ったり、
投げ合ったりするようなものでは、
疑う余地のないメリットです。

ラグビーやアメフトの選手の体型を見れば一目瞭然ですね。

筋量は必然的に多くなる(肥満除く)

コンタクトスポーツでなくてもこのメリットは活きます。
パワー系のパフォーマンスには
自分自身の重量や筋量は多くの場合メリットになります。
ホームランバッターに太めの選手が多いのはそのためです。

では、剛速球投手に太めの選手が多くないのはなぜでしょうか?

剛速球もパワー系ですよね?イメージ的には。

そこは考えてみてください。

シンプルな打撃に強い

これまたコンタクト系スポーツの主なメリットですが、
脂肪にしろ筋肉にしろ厚みが増せば、
骨や関節まで衝撃が加わりにくいので、
怪我をしにくい要因にはなります。

ただ、デメリットで説明する通り、
体がでかくなる=怪我に強いではないです。

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デメリット

スピードとスタミナが落ちる

これは単純な物理の法則です。
運動エネルギー=1/2mv^2(2乗)
ですよね。
重いもの(mがでかい)を
高速(vがでかい)に動かすには
エネルギーが必要なわけです。

関節可動域が狭まる

これも単純なデメリットです。
例えば、上腕二頭筋を鍛えすぎた人は
筋肉の厚みのせいで肘の屈曲角度が制限されて、
右手で右肩を触れません。

バランスが崩れる

主働筋 VS 拮抗筋

これは例えば
膝を曲げる筋肉であるハムストリングと
膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋の関係です。

このバランスが崩れると様々な
障害の原因になると言われています。

当たり前ですよね、
膝を伸ばす筋肉ばかり強くなれば、ブレーキかけられませんし、
逆に膝を曲げる運動の時にはブレーキかかりすぎちゃいますよね。
つまり、怪我しやすく、かつ、
パフォーマンスは落ちるわけですね。

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アウターマッスル VS インナーマッスル

これも非常に重要です。
肩の世界では腱板と
呼ばれるインナーマッスルたちが
非常に重要であると昔から言われていました。
しかし、これが切れてしまうことが
比較的良くあるのです。
そうすると、三角筋というしっかりした
アウターマッスルがあるのに肩が上がらなくなったりします。

切れるといっても一部残ってるので、
アウターとインナーの筋力比は8:2くらいでしょう。
(実際には元々インナーは弱いものですが、絶対値の比率ではなく、
理想的なバランスを5:5とした場合の数値のイメージです)

アウターばかり鍛えれば、
このインナーが切れてしまった状態の比率に
近づいてしまうわけですね。

ちなみに、インナーマッスルは肩だけではありません。
多くの関節にあります。

ここまで体を大きくするメリットとデメリットを
整理してきました。

これは当たり前のこととして、
理解した上で、
それでも体を大きくすると決めれば、
おのずと方法も分かりますよね。

それでは、やっとこさ、次回こそは
体を大きくする方法といきましょう。

体を大きくする方法 筋トレ:原則はシンプル! スポーツドクター解説

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