ボレーの名手と言えるサッカー選手:ファン・ペルシーから学ぶ

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こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。。SMCの記事をご覧いただきありがとうございます。

サッカーのボレーシュートと言えば、この選手。


そうですね、オランダ代表、
そして、マンチェスター・ユナイテッドで活躍中のファン・ペルシー選手です。

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ファン・ペルシー選手がボレーの名手たる所以がわかる動画

なぜ、あれだけの難易度の高いスーパーボレーを決められるのか?
その秘訣が詰まった動画をご覧ください。

これはオランダ代表での試合で、
相手はエクアドル代表です。

ヨルディ・クラーシからの見事なロングパスを、
胸トラップして、そのままノーバウンドで
左足のボレーシュートに持ち込んでいます。

スローモーションで見ても、
とても美しいシュートフォームが印象的です。

このどこに秘訣が隠されているのか?
ということですが、

キーワードは
股関節の柔軟性です。

これは僕が口を酸っぱくして言っていますが、
それがよくわかる動画だと思います。

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ボレーに必須な股関節の柔軟性

ファンペルシー選手のこの動画で注目して欲しいのは、
裏への抜け出しの体勢です。

背後からのボールを直視しながら、
相手ディフェンダーを引き離しています。

つまり、体幹から頭はボールに向けてボールを確認できて、
かつ胸トラップができる体勢を維持しながら
股関節の回旋の柔軟性と筋力でスピードを発揮していると言えます。

この何気ない裏への抜け出しが、
驚異的な正確性を発揮するボレーへの最重要な準備となります。

股関節を回旋した状態で
スピードを発揮するには、
まず、股関節の柔軟性が必須です。

なぜ、スピードを発揮するのに、
筋力じゃなくて柔軟性なのか?ということですが、

筋力ももちろん重要です。

ただ、柔軟性がより重要で前提条件となります。

柔軟性の1つの大きな要素である
「筋肉の柔軟性」から考えてみましょう。

ここで出てくるのが長さ張力曲線という、
直感的にもある程度理解しやすいグラフがあります。

こちらのグラフですが、

長さ張力曲線

 

図表引用元:筋骨格系のキネシオロジー 医歯薬出版

自動的な力とはシンプル表現すると、
「自分で力を入れた時の筋力」であり、
他動的な力とは、
「もう伸ばさないでくれ!」という筋肉の
ゴムのような働きによる抵抗力を表します。

そして、自動的な力、すなわち「筋力」を最も発揮できるのは、
筋肉が自然な状態、縮んでも、伸ばされてもない辺りなんですね。
(もしくはやや伸ばされたくらい)

それに対して、他動的な力、すなわち「伸ばさないでくれ抵抗力」は
当然のことながら、筋肉が伸ばされれば伸ばされるほど強くなります。

ここで大切なのは、筋肉の柔軟性が足りないと、
このグラフでいう、両端が狭まるようなイメージなんです。

ちょっと筋肉が伸ばされると
自動張力、すなわち筋力が落ちるし、
同時に、逆側の筋肉の抵抗が高まって、動きにくくなる。

だから、パワフルな動きも、
スムーズな動きも制限されます。

つまり、柔軟性が落ちることは、
怪我の原因になるというようなイメージだけを
持っていた人もいるかもしれませんが、

  • 動きの滑らかさが落ちる
  • 発揮できる筋力も落ちる

ということが言えます。

そして、今回のファン・ペルシー選手のような、
股関節の回旋状態での、
スピードある動きなんていうのは、
この柔軟性がないと、とてもとてもできないものなのです。

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