過保護な親の特徴を理解して、逆に恐れないことが大切!

この記事は5分で読めます

復帰したのはいいのですが、
怪我をしたところを痛がるんです。
本人も不安になっているみたいで・・・

サポートしているサッカー選手の親御さんからの相談

こんにちは、理学療法士の田地野です。
本日はお子様がスポーツをされている親で、
常につきまとう不安・・・

「自分は過保護な親なのではないだろうか?」

ということに対して、その特徴をあぶり出しながら、

1つの考え方をご呈示できたらいいなと思い、
気合いを入れて記事を書いております。

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冒頭のお悩みのお子様ですが、
整形外科の診察でも特に異常なし。

動きを確認してもらってくださいと、リハビリへ。

 

その選手は走り方の特徴として、
足のつき方が怪我をしている場所に負担をかけていました。

その足のつき方、特徴は
微々たる左右の差でしたが、
そこが大きな原因と考えて、

走り方を変えるべく、
専門的なトレーニング指導と、
何度か、徒手療法を行いました。

 

結果、2ヶ月後には痛みが全くなくなりました。

 

 

 

誰がこの問題を解決できたでしょうか?

 

それは相談を持ちかけた選手でしょうか?

あるいは相談を持ちかけられた親御さんでしょうか?

 

この解決策を求めて行動するのは、

もちろん、選手と親御さんです。
そう、過保護な親ではないか・・・
と不安をお持ちでも、当然、スタートは親子です。

しかし同時に大切なポイントは、
解決策は他の人が持つ可能性が高いということです。

 

今回は、相談を持ちかけられた親御さんがいて、
受診を勧めるという行動に移したことで、
僕のところでケガの原因となる特徴を見つけ、
最終的にはそこにアプローチしたことで問題が解決したという流れでした。

この親御さんも当時は、
息子は「別に受診しなくていい」というので、
それを受診させるのは過保護な親なのでは?
という不安をお持ちだったと言います。

 

これからお話することは、それって過保護なんじゃないの?

と、おっしゃる方もいらっしゃるのかもしれません。

しかし熱心に動かれている親御さんには共通する特徴があります。
それと過保護な親との違いも合わせて解説していきます。

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過保護な親とは違う特徴:子供が見ようとする世界の限界を知る

自分はスポーツに強い病院の整形外科で働いていました。

そうすると日々の診療の中で、
本気でプロを夢見るお子さんが多く、

そして、なにより
その夢を応援している親御さんが多いことは、
驚きとともに余計に嬉しい気持ちになります。

前例がないなんて、
過去の実績がないなんて関係ありませんからね。

誰もその本人の未来なんて否定できませんから。

 

しかし、その夢をどのように叶えていいかわからないのです。

 

僕の経験上もそうでした。

Jリーグ開幕、プロになりたい・・・
でも幼少期の頃は周りにサッカークラブはありませんでした。
どうしたらいいなんて相談もせず、
ただただ壁に向かってボール蹴りをしていたのを思い出します。

この当時、夢を語って、
となり町にあるサッカークラブに入団していたらどうだったのでしょうか。

 

子供には見ようとしている世界が狭すぎて、

誰かの助けを必要とする時があります。

 

僕の例で言えば、
「サッカーがしたいのだけど、どうしたらいい?」
と、親に相談したとします。
その結果、
親が探してくれたクラブに入団することができたかもしれません。

 

僕のように、行動に移せない選手
というのは、多く見られるのが現状です。

 

正確には、行動に移せないのではなく、
どのように行動して良いのかがわからないのだと思います。
それが誰かの助けを必要とする時だと思います。

 

 

では、誰が助けをあたえるのか

 

 

それは一番身近にいらっしゃる親御さんではないでしょうか?

 

そう、子供が見る世界の限界を知り、
そこに手をさしのべようとすることは

過保護な親の特徴ではありません。
その先が過保護な親とそうでない親の分かれ道です。

過保護な親ではない親の特徴は『聞き上手』

僕自身がこうして、
ブログをアップしたり、
オフラインでの講演会をやったりしているのを知っている親御さんもいます。

そして、相談を受けることが多いんです。
それは自分自身のことではなく子供の事で。

『ここが痛いって言って練習出来てない』
『こういう時にどういう風にすればうまくできますか』
中には、直接僕のところにお子さんを連れてこられる方もいらっしゃいます。

 

先ほども書きました。
子供たちには、どうしたら問題が解決できるのか、
夢を叶えるためのヒントはどこに行けば得られるか・・・
それが選択肢にも挙げられないのが現状です。

だから、見かねた親御さんが動くんですよね?
子供の代わりに。

子供の見ようとしている世界は、
僕達大人に比べれば、まだまだ未熟です。
◯◯がしたい、◯◯で困っていると声をかけられないこともあります。

 

日本人の心情でもある、察しと思いやりです。
うちの子供は何がしたいのか?なにで困っているのか?
それを察して聞いてみることなのです。

 

例えば、怪我をして復帰したばかりの時期に、
『復帰してみてどう?怪我してた場所は平気?』
と、これだけの言葉で引き出せるものもあります。

そこでなにか問題があれば次の行動に移すだけです。

 

 

つまり、子供が何を求めているのか?
何を困っているのか?

それをきちんと聞いてあげる。

これは子供とのコミュニケーションを日頃から上手にとれているか?
が問われます。

 

これができない人が過保護な親の一番の特徴です。

 

ここができないと、結局、独りよがりに、
子供が求めていないサポートをし、
結局、子供は自立性を失い、

子供の成長する機会を奪ってしまいます。

結局は過保護な親に見える?

それでも・・・

そこまでしてあげなければいけないの?

それって結局、過保護な親じゃないのか?

という、声があってもおかしくないと思います。

 

最後は、過保護な親との特徴の違いについてフォーカスして解説していきます。

子供は見ようとしている世界が狭い。
だけど、選択できないわけではありません。

 

僕が考える、ここでの過保護な親というのは、

子供が困っているように見えた。
「きっと◯◯が問題なんだ」と思った。

△△という方法が解決方法だとみつけた。
◯◯には△△という方法がいいからやりなさいね。

ということだと思っています。

 

過保護な親ではない人の場合は、

子供は◯◯で困っているということを聞き出した。
どうして困っているの?なんでその悩みを解決したいの?
また、どうすれば解決出来るの?・・・など、
質問を通して一緒に解決方法を探すことができた。
最終的に、◯◯には、この方法がいいみたいだけどどうする?

違いがわかりますか?

 

解決方法を見つける為に、
子供の狭い視野を一緒に広げていきました。
そして、選択肢の中で自己決定をさせてあげたということが違いです。

まとめ: スポーツに打ち込む子供に対する親の関わり方

  • 子どもが見えている世界は想像以上に狭い

だから、

  1. まず親が子どもの悩みを引き出す
  2. 親が一緒に解決策を探し、提示する
  3. 子どもに選択させる

 

この記事に出会ったように、
親御さんたちが、
こうした情報にアンテナを向けていくこと、
それが、夢を摘まない一つの方法論になるんじゃないかと思ってます。

ですから、過保護な親とそうでない親の特徴を
ご自身の中でもクリアーにしていただき、
過保護な親になってしまうことを必要以上に恐れない。

それが大切じゃないかなと思います。

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スポーツ選手を作り出すために、
まず親の関わり方を変える
お子さんの選択肢を広げてあげるにはどうすればいいかわかりますよね?
熱心な親御さん達は何をしていたのか。

この投稿自体、
最後まで目を通していただいたあなたは少なからず、
共感することがあって読み進めていたのだと思います。

でなければ、最初の2−3行で閉じてましたからね。

是非、子供の選択肢を広げてあげるために、
聞き上手であってください。

以上、田地野でした。
引き続き他の記事にも目を通してみてください。

診察ご希望の方
当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

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