膝の水に対する治療 抜かなきゃダメ?

この記事は3分で読めます

膝が腫れた!

あれ?これって、まさか、水がたまってる?

かなり痛いし、水がたまってるからじゃないのかな?

たまってたら水を抜かなきゃいけないの?

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こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。。SMCの記事をご覧いただきありがとうございます。

膝に水がたまってしまうことは、
比較的よくあります。

僕も外来診療で、
「水がたまった!」ということでいらっしゃる方は
を多く拝見してきました。

僕ら整形外科医にとっては、
非常にありふれた状態だとしても、
いざ自分の膝に水がたまると、
そりゃ、テンパりますよね。

たまってしまった水には、
怖いものと怖くないモノがあります。
今回は、膝の水の特に治療に関して、
「まず、これだけは知っていただきたい!」
という知識をわかりやすくお届けしたいと思います。

膝の水は抜かなきゃいけない?

まず、この核となる疑問から入りましょう。

「たまったら抜く!」

シンプルといいますか、
安易といいますか(笑)

しかし、やはり、水がたまったら
一度は抜くことをおすすめします。

それはなぜかと言えば、
抜いた水の性状を調べれば、

水がたまった原因を知ることができるからなんですね。

膝に水がたまる原因はたくさんありますが、
抜いた水をパッと見るだけで、このように分類できます。

抜いてみたら水ではなく血だった!
  • 膝の靭帯損傷
  • 膝の半月板損傷
  • 膝の関節の中の骨折

など

つまり、血だった場合は、
関節の中で出血しているわけですから、
何かしら傷んでいるとわかるわけですね。

抜いてみたら白く濁った液体だった!
  • ばい菌による感染
  • かなり重症な痛風

など

これは僕らとしても非常に嫌な結果なんです。
特にばい菌による感染だとしたら、
これは一大事です。

放置すると、どんどん感染が拡大していって、
最悪、命にかかわることすらあります。

抜いたら黄色く透明な液体だった
  • 軟骨のすり減り(変形性膝関節症)
  • 関節リウマチ
  • 慢性的な炎症

これは液体のパッと見の性状としては、
おおむね正常に近いと言えます。

多くの人のたまってしまった水は、
この黄色く透明なものです。

つまり、「パッと見」だけで、
原因にかなり迫れるわけですね。

ですから、原因もわからず、
「抜くべきか・・・抜かざるべきか・・・」

なんて迷うくらいなら、

一度は抜いてみるというのがお勧めです。

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膝の水を抜くってどうやるの?痛い?

とは言っても、水を抜くというのは、
ご想像の通り、注射です。

不安だし、怖いし、イヤですよね。

僕も毎日のように注射してますが、
自分がやられるのはイヤです(笑)

とは言え、抜くことをおすすめしている以上、
少しでも抜くことに対する抵抗や
恐怖心を拭えればと思います。
ということで、
まずは「敵を知る」必要があります。

多くの恐怖は「知らないこと」が原因になります。
見えない敵と戦うことほど怖いことはありません。

敵なんて大げさかもしれませんが、
そのくらい怖がる方も時にはいらっしゃいます。

ということで、
膝の水を抜くとはどういうことかの解説です。

  1. 座るか、仰向けに寝てもらいます
  2. 膝を完全に伸ばすか、少しだけ膝裏にクッションを置いて、伸ばします
  3. 注射するところを消毒します
  4. 膝のお皿(膝蓋骨)の外側、やや上の方から針をさします
  5. 注射器で水を吸引します

膝関節内注射
引用画像:CBRレジデント・スキルアップシリーズ 手・足・腰診療スキルアップ 第1版 (株)シービーアール

動画も御覧ください

 

2:16辺りから注射です。

 

ここでのポイントは、

膝を完全にリラックスさせる

どうしても恐怖心が強ければ、力が入り、
特に太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が
強く収縮して、注射の針が正しい位置に入りにくくなります。

医師に「痛い」と伝えるべきときを知る

まず針を刺した瞬間は、どうやったて、
だれでも痛いです。

多くは18ゲージ(1.2mm)の太さの針を使います。

これは実際ご覧になると、
少し太く感じると思います。

ですから、最初は痛いのが当然です。

皮膚は痛みに敏感ですから、
この瞬間は我慢しましょう。
痛いと言っても一瞬です。

その次に、関節の中まで針を進めていきますが、
この時に問題なければ、
これ以降はそんなに痛くはありません。

ただ、やはり個人差のある関節に、
パーフェクトに狙い通りに注射がうてる医師はいません。

軟骨や滑膜、筋肉などにあたったりすれば、
やはり痛みはでます。

ですから、最初の痛みの瞬間を我慢した後に、
再び痛みが出れば、
素直に動かず「そこは痛いです」と医師に伝えましょう。

そうすれば、医師は(できるだけ)痛くない場所に
針先を移動させてくれます。

そしていい位置に入れば、
たまった水は吸引されていきます。

その結果、膝は正常近くまでしぼんで、
楽になったと自覚されることでしょう。

 

まとめ

 

  • 膝に水がたまる原因は様々です
  • 直接の治療でも有り、原因に迫れるのが「水を抜く」ということです
  • コツとしては「膝周りのリラックス」「奥のほうで痛い時は痛いと伝える」

ということになります。

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本日は以上です。
お読みいただきありがとうございました。

ぜひ、お気軽にシェアしていただければと思います。
ではでは!

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