サッカー:やらされているポジション・役割の捉え方 まずこれを押さえよう!

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監督「お前は明日からサイドバックをやれ!」

「え!?サイドバックですか?」

監督「そうだ、FWでは出場機会が限られるが、サイドバックは今、手薄だ」

「はい・・・」

(急に言われても・・・)

 

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田地野です。

急に経験がないポジションをやらされることになった時に、
まず考えなくてはいけないのが、
そのポジションの役割ですよね。
ここではまず押さえておきたい、
ポジションごとの基本的な役割を理解しておきましょう。

そして、そういった基本的な役割以上に意識していただきたい、
役割に対する意味づけについても解説いたします。

サッカー:ポジションごとの役割

ゴールキーパー:GK

ゴールキーパーの一番大切な役割はゴールを守ることです。
それは言うまでもないことですが、

その他にも、

  • ディフェンスラインに向けて、声でコーチングを行うこと
  • ディフェンスラインの後ろの広大なスペースをカバーすること
  • 正確なキックやスローイングで攻撃の起点になること

などがあります。

センターバック:CB

センターバックはフィールドプレーヤー(GK以外)では、
ディフェンスにおける最後の砦です。

その名の通り、ディフェンダーの中でセンター(中央)に
ポジションをとって、
相手のフォワードと対峙します。

その役割としては、おおまかに以下のようなものがあります。

  • 相手の攻撃をひたすらに食い止めます特にシュートを打たせないか、ブロックすること
  • 攻撃の起点として、中盤や前線に正確なパスを出すこと

サイドバック:SB

サイドバックはディフェンダーの中でも、
右もしくは左の端に位置します。

現代サッカーの基本はサイド攻撃と言われています。

中央はゴールに直結しますから、
ディフェンスは集中し、密集地隊となりますので、
サイドをまず崩すことで、チャンスを作ろうとします。

  • ですから、その相手のサイド攻撃を食い止めるのが、
    最も重要な役割です。そのほかに、
  • 中央に寄せることでセンターバックを助ける
  • タイミングよく攻め上がって、相手のサイドを崩す

これらが主な役割です。

守備的ミッドフィルダー:DMF

ミッドフィルダーとは、その名の通り、
中盤を構成するポジションです。
中盤とは、シンプルにディフェンダーとフォワードの間です。
役割もそう考えていいと思います。
守備(ディフェンダー)と攻撃(フォワード)をつなぐということですね。

 

その中でも、守備に重きを置いたポジション取りをするのが、
守備的ミッドフィルダーです。

守備の役割として主なものは、
相手の攻撃的ミッドフィルダーに
決定的なパスやシュートを打たせないということになります。

 

それと同時に、攻撃面では、
相手の守備のプレッシャーが比較的少ないので、
自チームの攻撃的ミッドフィルダーやフォワード、
攻め上がったサイドバックに攻撃の起点となる
効果的なパスを出すことも求められます。

この攻撃的な役割をより期待されている選手は、
ボランチと呼ばれます。

逆に、守備的な役割を期待され、
一人で中盤の下り目を担当する場合は、
アンカーと呼ばれます。

また、サイドバックがいないフォーメーションでは、
ミッドフィルダーがサイドの攻撃と守備を担うことも多いです。
その場合は、ウイングバックと呼ばれます。

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攻撃的ミッドフィルダー:OMF

フォワードの1列後ろで、
得点に繋がるアシストパスを出したり、
自ら得点を決めることが求められます。

また、近代サッカーでは
守備的ミッドフィルダーに
司令塔的な役割ができるパサーを置くことが多いので、
そのパスの供給源を断つために、
攻撃的ミッドフィルダーにも守備力が求められています。
攻撃的ミッドフィルダーの中でも、
中央に位置すると トップ下

サイドに位置するとサイドハーフと呼ばれたりします。

フォワード:FW

フォワードは一番最前列でゴールを奪うことを求められます。
中央に位置するフォワードをセンターフォワード

サイドに位置するフォワードをウイングと呼びます。

 

センターフォワードは、まさに、最後のシュートを決める役割ですが、
それだけに相手からのプレッシャーも強いです。

そうなったときに、自分を犠牲にして、
攻撃の起点となる役割も求められます。

いわゆるポストプレーと呼ばれるプレーです。
ポストプレートは最前線で体を張ってパスをキープしたり、
周りのより良い形でボールを受けられる選手にパスをします。

 

ウイングは、最前線とはいえ、
サイドに位置するため、ゴールを直接決めるよりも、
決定的なパス(サイドからのクロスボール)が要求されるポジションでしたが、

最近は、斜めにフリーランニングしたり、
ポジションチェンジを巧みに行い、
自ら得点を決める選手が増えてきています。

 

以上がサッカーの各ポジションごとの主な役割ですが、
そういった役割を理解すること以上に大切なのが、

役割にどういう意味づけをするか?

ということです。

ここからは、より大切な役割の意味づけについて
解説していきます。

 

 

怪我を機にサポートすることになった選手に必ず聞くことがあります。
それは・・・

『ポジションはどこなんですか?』

『そのポジションは自分で決めたんですか?』

自分で決めた!っと、答えがない場合に2通りありました。

・自分は希望したが、誰々に言われたから

・特に希望はなかったが、誰々に言われたから

誰々に言われたから・・・
ポジション以外でも多用される言葉ですね。

この、誰々に言われたから、
実は”上達を妨げる魔法の言葉”でもあったんです。

 

今回は、希望が通らなかった場合に、
自分は、周囲はどのように捉え、対処していくべきかを学んでいきたいと思います。
もう一つの答えにある、
特に希望がなかったというものに関しては、次回更新します。

競争があるから仕方がない?適正がないから仕方がない?

ポジションには、
数が限られているし、必要な数もあります。

極端な話、全員が点取りたいから全員FWにすることできませんし、
誰もやりたくないからと言えどもGKは空席にすることはできません。

だから、ポジション争いがあったり、
監督が思い描く構想があるのだと思います。

 

今はどうかわかりませんが、
僕の高校では、毎年GKがいなくなるということがありました。

どうしていたかというと、
いわゆるレギュラー組以外から選出されていたのです。

そのGKに選ばれた選手は、
向こう1年間は正GKとして練習に参加します。
試合に出る機会が得られたという意味ではプラスかもしれません

 

・・・ですが、
自分の希望してたポジションを1年間できないと宣告されたようなものです。
開放されるのは1年後。

1年を過ぎると次の人にバトンタッチする形である為、毎年GKがいなくなると表現しました。

 

例えば、ここで選ばれたGKの選手はどうすればいいのか。

自分の現実をどう受け入れる?

単刀直入に、ゴール(=理想)が大切なんです。

サッカーのゴールと混同してしまう恐れがあるので、
理想と言い換えさせて頂きます。

理想論と現実論の話ですが、
是非こちらにある、2つの記事も合わせてご覧になってください。
本田圭佑選手の名言から学ぶ ブラジルW杯前のコトバ
本田圭佑選手が今、ミランで活躍できる理由とは?

 

 

先ほどのGKはここで何を考えるのか。

それは「自分にとっての理想とは?」です。

 

例えば、その選手にとっての理想が、
”FWとして活躍して、プロになる”だとします。

 

 

しかし、現実は、
GKをやらされて、
向こう1年間はFWとしての練習参加ができない自分でした。

現実を受け入れた上で、肯定する方法

「この現実をどう利用するか?」
という考え方
があります。

自分の理想はFW、でも現実はGK。

そこで監督・コーチを使うのも手です。
自分がFWでやりたいということを伝えた上で、現実をどう活かすか。
例えば、こんな回答がくるかもしれません。

自分がGKとしてやってみて、
どういうプレーが嫌か、どういうFWが嫌かを感じてみてはどうか。

そして1年後に、自分が感じたGKの嫌がるFWとしてプレーする。

他にも、活かす方法はあると思いますが、
自分の希望するポジション以外の視点を感じて、
自分の希望するポジションにその視点を持ち帰る
ということはかなり有用だと思います。

 

自分の見ている視点と、
他から自分を見ている視点は完全に違いますからね。

 

そういう機会を得られたという捉え方です。

 

これはほんの一例ですが、
望まない、やらされたポジションの役割を、
自分で意味づけできたわけですね。

まとめ

自分の希望が通らない、やらされているでは上達には繋がりません。
活躍する場が、この高校にこだわらないのであれば、
環境を変えることも理想を下げずにチャレンジすることと同じかと思います。

しかし今回、お伝えしたかったのは、
役割(現実)に対しての意味(目的)をはっきりさせるということ。
それを自分で意味づけしてしまえるということ。

 

やらされている側は、

「理想に向けて、現実がどう活かせるか?」
を考えるということ。

 

やらせてしまった側は、

「その選手の理想を受け入れた上で、どうしていけば理想に近づけられるか?」
を提示してあげること。

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やらされている、やらせているということに心当たる方は、
今回の例を参考に、
現実を捉え直して、理想に向けて進んで頂ければと思います。

変わる快感サッカー

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当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

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