軽い肉離れ?その痛みがクセになる理由があったんです。

この記事は4分で読めます

選手A「なんかもも裏が張るんだよね・・・肉離れかな?」

選手B「それ、クセになるからしっかり治したほうがいいよ。」

選手A「よく言われてるよね。いつになれば気にしなくていいのかな?」

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実際にあなたも肉離れを起こしたとします。

その時に、このように考えませんか?

 

 

クセになる”んじゃないか?大丈夫か?

 

 

 

田地野です。

今回は肉離れがクセになると言われている理由について、

簡単に解説していきたいと思います。

あのCロナウド選手も肉離れに悩まされていた?

2014年ブラジルW杯直前の出来事です。

 

ポルトガル代表のCロナウド選手が怪我を理由にW杯欠場の話が浮上。

 

この年のシーズン終盤も、同じ部位を痛めており、
公式ではありませんが肉離れではないのかと報道がありました。

どの程度かはわかりません。

 

 

ですが、繰り返していることは確かであるようです。

 

 

このシーズン終盤は、所属チームの優勝がかかっていました。
そういった背景の中で、
プレーをしながら治すという選択をしていたのかもしれません。

 

しかし、これがクセになる原因でもあるのです。

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たかが肉離れ、されど肉離れである。

まず整理しておきたいのが重症度を知るということです。

肉離れには3段階に分けられる重症度というものが存在します。

 

こちらの記事を参照してください。
ハムストリングス肉離れの原因をリアルな動画で理解する。

 

基本的には軽症例から始まることが多いのです。

この最初の段階での対応によって早期復帰を可能としたり、
クセになりにくいとも言われています。

 

 

では、先ほどのCロナウド選手の例を思い返してみてください。

 

チームにとって欠場できる存在でなかったのだと思います。

プレーできないことはないから・・・

と軽視されてしまうのもわかります。

 

 

しかし、再発を繰り返している原因の一つとして、
復帰時期を見誤った可能性があります。

 

 

そして、多くの選手の肉離れが
クセになる一番の理由は、これなのです。

 

 

私がサポートしていたサッカー選手の中に、
このような選手がいました。

競技歴、在籍年数からもベテランにくくられる選手でした。

ゲーム形式の練習中に、もも裏の違和感を訴えました。
本人は「違和感だけだし、プレーできるから大丈夫!」
と練習に戻りました。

その後は、負荷を落とすことなく全ての行程を終えました。

 

私は、コンディション管理の上でも検査を勧めました。

 

しかし、その選手の返答は「NO!」です。

 

動けるからという理由で、
このまま練習しながら治したいということでした。

 

 

ここで言う、検査は
超音波検査(エコー検査)、MRIなどをさします。

肉離れなのかどうかの診断だけが目的だけでなく、
これらの検査は復帰時期を検討する上で非常に有用です。

 

何を見ているかというと血腫です。

血腫というのは、そのままですが、
血の塊です。

肉離れをすれば、必ず出血します。
筋肉というのは血の巡りがいいので、
血管も発達しています。

そして、そこからの出血ののちに、
血が固まって、それが血腫となります。

 

重症化するというのは、
この血腫が広がった状態を指します。

 

  • 肉離れの位置がどの筋肉のどの位置なのか?
  • 血腫の大きさはどうなのか?

これらを検査でしっかり確認してから
復帰時期を検討することが大切です。

 

 

 

この検査を拒否していたこの選手は
どうなったかというと、

 

 

数週間しないうちに症状が悪化。

皮膚の上からでも血腫に触れられるほどとなっており、
戦線離脱しました・・・

 

しぶしぶ検査をすると、
軽症であったであろう部位も重症となっていました。

チームによっては、
受傷時や復帰検討時には必ず検査を行うことがあるようです。

 

早期復帰と再発リスク、ギリギリの判断が必要にな場合もあります。

 

しかし、スポーツ現場レベルだけの判断では不十分なことが多いようです。

 

そのため、積極的に医療機関を利用し
復帰時期を検討するのが望ましいのではないかと思われます。

 

もしこの復帰時期を見誤ると、
このベテラン選手のように出血が悪化することもあります。

また、傷んでいるところ以外に負担がかかり、
別の部位が傷んでしまう可能性があります。

 

 

例えばですが、
サッカーの試合中に一人の選手がバテバテになりました。

しかし、全体に求められている運動量は変わりません。

 

そのバテた選手のために周りの選手はフォローしていきますね?

 

筋肉も同じなんです。
傷んでいる筋肉以外がフォローします。

その組織は本来以上に負荷がかかり断裂に繋がるのです。

復帰時期を見誤る事によって、
治療を優先しない事によって、

このようにクセになるということが起こりえます。

 肉離れをクセにしない病院の選び方、かかりかた

以上のことをご理解いただくと、

どうすれば、肉離れをクセにしないための作戦がシンプルになります。
それは、

  1. 血腫の状況を判断できる整形外科医にかかる
  2. 重症度と復帰の目安を聞く
  3. オススメの通院頻度を聞く

この3点です。

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1.血腫の状況を判断できる整形外科医にかかる

血腫がどのくらいの大きさで存在するのか、
もしくはほとんどないのか。

それが筋肉のどの場所に起こっているのか。

 

この情報が非常に重要です。

 

それには、MRI もしくは 超音波で診断します。

MRIはすぐには撮れない病院が多いので、
超音波ができる整形外科にいきましょう。

 

超音波検査は産婦人科や内科では昔からやられてきましたが、
整形外科ではここ10年くらいでやっと普及してきました。

ですから、しっかりと扱える整形外科医とそうでない人がいます。

 

そのため、お近くの整形外科をいくつかピックアップして、
面倒でもお電話で超音波「検査」をやっているか確認したほうがいいと思います。

超音波による治療はやっていても、
検査はやっていないクリニックはたくさんありますので注意してください。

2.重症度と復帰の目安を聞く

これは説明は必要ありませんね。

ただし、
復帰の目安はあくまでも目安です。

ですから、

3.オススメの通院頻度を聞く

これが大切なんです。

つまり、治り具合を判断しながら、
運動の負荷をどこまで上げるか決めていく必要があります。

 

それを医師が、「3週間くらい」と言えば、
「どうせ、安全圏で話してるんだろうから、俺なら2週間だな!」

みたいな感じで、結局フライングしてしまって、
クセにしてしまう選手が多いので、
しっかりと治しましょう!

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