スポーツドクターとは スポーツに関わる病院の職種を解説!

この記事は4分で読めます

今回はスポーツに関わる職種ということで、
以下の3つの職種、

  • 医師・スポーツドクター
  • 理学療法士
  • 作業療法士

ということについて解説いたしました。

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動画とそのテキストを用意しておりますので、
お好きな方をご覧ください。

医師・スポーツドクター


お医者さんのことですね。
特に専門で言えば、
僕のような整形外科・スポーツドクター
と言われる人たちがスポーツに関わることが多い
と思います。
整形外科というのは、
別名、運動器科という先生も出てきましたが、
骨や関節、靱帯、筋肉、神経など
要は、身体を動かすための場所、
もっと言うと、
内臓、皮膚、脳以外を担当する科と
言っていいと思います。

ですから、まさにスポーツ選手のケガを
治療するのもそうですし、
また、パフォーマンスアップの基礎となる、
知識経験を持ち合わせているのも
整形外科医と言えます。

そういったこともあって、
スポーツドクターの多くの
専門は整形外科です。

 

医師:診断できる唯一の職種

その医師の役割としては、
まず強調しておきたいのは、

診断できる唯一の職種

であるということです。

つまり、
どういうケガなのか?
どういう病気なのか?
それを医学的に判断することを診断と言いますが、

この診断を可能にする能力、経験、知識を持ち、
それに対する責任を負っている資格が
唯一医師になるわけです。

そして、どんなケガでも、
どんな障害でも
まず診断を受けるということころから
スタートします。

そこがないと、
どういう治療をすればいいのか?
どう再発予防をすればいいのか?
間違ったことをしてしまうリスクが
圧倒的に高まります。

それにもかかわらず、
残念なことに多くの人が
接骨院、整骨院、
時に整体院や鍼灸の先生に
最初にかかってしまう。

そして、
何でもいいから
とりあえず痛みをとってくれ
という願いを持ってしまうんですね。

その結果、漫然と治療をされて、
大切な病態を見逃してしまう例
僕自身何度も見ています。

そのたびに、日本の運動器診療は
間違った方向に進んでいるのでは?
と残念な気持ちになります。

もちろん、しっかりした接骨院の先生、
整体院の先生、鍼灸師であれば、
「まず診断をうけてください」
とクリニック受診を促します。

しかし、そうでない人が多いのも
事実です。

ですから、ちょっとしたことでも
クリニックにかかることを大原則として、
肝に銘じていただければと思います。

医師の役割:医療行為

ほかにも医師には役割があります。

特に理解していただきたいこととして、、
医療行為のほとんどは
医師だけに許されているということです。

つまり、人様の身体を傷つけてまで治療するということは、
医師の特権であり、さらに責任でもあるということです。
たとえば、
内服薬を処方するということ。

どんな薬も毒になり得るということは
ご理解いただいているかと思います。

また、もっと侵襲的(身体に負担をかける)ものと言えば、
注射、つまり針を身体に刺して、
直接薬を注入するということですね。

そして、最終手段として、
手術という選択肢を提示できるというのが、
医師です。

ですから、スポーツ選手のケガや障害において、
医師でないといけないということは、
たくさんあるんですね。

スポーツに情熱を持つ医師は多くない

ただスポーツに対する情熱というのは、
医師によってバラツキがあります。

たとえば投げるときだけ痛いという野球選手の場合、

残念ながら
「投げなければいいんじゃないか」
の一言で終わらせてしまう医師がいるのは事実です。

その医師がしっかり見てくれるか?
スポーツ選手の治療に情熱を持っているか?
個人個人が、その医師を見極めていく必要があります。

理学療法士 PT

Physical Therapist,
PTと略して呼ばれることが多いですね。

リハビリテーション、
医学的なリハビリの専門家
と言っていいでしょう。

我々も整形外科医として
リハビリをオーダー、お願いして
連携して、
いつも一緒に働いています。

そういったリハビリの専門家なわけですが、
さらに詳しく言うと
動作、動きの専門家と言えます。

特に日常生活動作と言われる、
歩行動作に代表される動作を指導、訓練します。
「これができないと日常生活が満足に送れません」
という動作を獲得するための指導、訓練の
専門家というわけですね。

たとえば、骨を折ってしまって
歩けない状態からだんだんだんだん
歩けるようにしていくのが代表的な役割です。

そして、スポーツをしっかりみる
理学療法士であれば、
ケガの後にスポーツ復帰をする過程を
しっかりと指導、訓練できます。

そして、
理学療法士を志す時点で
スポーツに情熱を持ってる人が多いですから、

そういった人たちは、

単なるスポーツ復帰までのリハビリに満足せず、
パフォーマンスアップであったり、
ケガ予防に情熱を燃やす人が多いです。

僕と一緒に活動している理学療法士も
同様にかなり情熱を持って
スポーツに関わっています。

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作業療法士


OTと略したりします。
Occupational Therapistですね。
あまり聞き慣れない言葉かもしれません。

作業療法士というのも
医学的なリハビリの専門家なんですが、
実際、多くの病院では
OTとPTの二つの職種の方が
はたらいています。
(ほかに言語聴覚士や柔道整復師の方なども
いらっしゃる病院もあります)

そして、
PTは動作の専門家と解説いたしましたが、

それに対して、
OTは作業の専門家、もしくは、
行為の専門家と言っていいかなと思います。

たとえば、手工芸というのが
作業療法の成り立ちと言われていますが、

そのような、
細かい手の動き、
もっというと高度な手の動き
を再度獲得していくということを
指導していくのが作業療法士の大きな役割です。

PTがこれができないと日常生活が出来ない
というような最低限の日常生活動作を
担当するのに対し、

OTはもうちょっと高度な動き
担当するということですね。

ただ、現状のわかりやすい棲み分けとしては、
作業療法士は上肢、
つまり手や肘を担当し、

理学療法士は体幹や下半身
つまり、背骨、腹筋、
股関節、膝などを担当します。

つまり、上半身と下半身
担当が分かれると言うと、
少し乱暴ではありますが、
間違いではないと思います。

ただ、肩に関しては
僕も肩の専門家ですが、
理学療法士が見ている病院と
作業療法士がみている病院と
分かれているのが現状だと思います。

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お読みいただきありがとうございました!

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診察ご希望の方
当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

歌島のプロフィール
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