運動神経が悪い原因は脳と固有受容器にあり!

この記事は3分で読めます

運動神経が悪い・・・

非常につらいですよね。

自分をそう思ってしまった段階で、
一気に運動もスポーツも楽しめなくなる人もいるでしょう。

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では、運動神経が悪い原因はどこにあるのでしょうか?

そんなのは才能だ!・・・

と吐き捨てる人もいますが、
我々はそんなつまらない結論は出しません。

いろいろな角度から、
運動神経が悪いなんて悲観している人に、
光を届けたいと思っています。

その第一歩として、
知っていていただきたいのが、
固有受容器という言葉です。

今回は、その二つの関係を理解いただくため、
神経と固有受容器という用語について
解説した動画とテキストをお届けいたします。

神経とは?

神経は体中に
張り巡らされています。

そして、様々な情報、
それを電気信号として伝える、
その通り道として働いています。

 

もうちょっと抽象的にして、
わかりやすくすると、

体内の連絡ネットワーク網と言えます。
小学校時代を思い出してほしいのですが、
クラスで何かがあったときの連絡網として、
電話番号表のようなものを渡されたと思います。

あの連絡網のように網目状に
それがさらに遙かに凄ーく密に、
密に絡み合うのが神経ネットワークです。
もう無数です。

そして、学校の連絡網との大きな違いは

双方向性

であるということです。
例えば、脳から手先、
手先から脳と、
情報はどちらからどちらへも
伝わります。

脳から命令を下すだけではないんですね。

脳=会議室 筋肉・関節・皮膚=現場

例えば体中に様々な指令を出す

会議室

にたとえることができます。

それに対し、筋肉や関節、皮膚

現場

と言えます。

映画の「踊る大捜査線」
俳優の織田裕二さんが

「事件は会議室で起きてるんじゃない、
現場で起きてるんだ!」

という名台詞を発していたことを
覚えている人も多いかと思いますが、

まさに、この会議室と現場の関係が
脳と筋肉や関節、皮膚の関係になります。

 

ただ、この「踊る大捜査線」の
会議室と現場ほど、
ネットワークはダメダメではありません。

いや・・・
運動神経が悪いという人は、
これに近いかもしれません・・・

逆に運動神経がいい人や、
トップアスリートというのは、
このネットワークがより密で、
連携がとれていると言えるでしょう。

もう少し具体的に言うと、

現場の状況を脳に伝える感覚神経というものがあります。
これは皮膚の感覚を伝えたり、
筋肉の伸び具合を伝えたり、
その方向を伝えたり、バランス感覚を伝えたりと、
様々です。

そういった現場の状態を
感知するセンサーのようなものが
体中に張り巡らされています。

ちょっと一休み:自律神経

これは今回の話では蛇足になりますが、
神経には自律神経という、
運動神経・感覚神経以外の神経があります。

これは
身体の中の代謝
(汗をかいたり、食物を消化吸収したり・・・)、
内臓の動きを調節している神経で、
交感神経と副交感神経のことを指します。

これも非常に大切な神経です。

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固有受容器とは?

固有感覚受容器と言ったりしますが、
この名前は聞き慣れない人が多いと思います。
まぁ、小難しいですよね。

そこで、我々は

現場センサー

と呼んでいます。

さきほどの、
会議室と現場のたとえを思い出してください。

脳を会議室に、
筋肉や関節を現場にたとえましたよね。
その連絡を密にとりあって、
人は運動を行っているということです。

そしてその現場にあるセンサーの一つとして、
固有受容器というものがあるわけです。
皮膚の触覚、温痛覚(熱い、冷たい、痛い)
も現場センサーですが、
固有受容器は
筋肉が骨にくっつくところの
硬いスジである
筋肉の中、
関節周囲、靱帯などにあります。
専門的には、
ルフィ二小体、ゴルジ腱器官、筋紡錘
などの具体的な
現場センサーがあります。

 

この現場センサーの一つである
固有受容器が感知するのは

力の強さや方向
動きの方向や速さになります。

そして、そこで感知した情報を
会議室である脳や
反射中枢である脊髄に送るというのが
固有受容器の役割になるわけですね。

 

そう考えると、
会議室である脳が十分に使えないと、
いい指令が筋肉に出せないので、
いい動きができないということに加え、

逆に、
現場である固有受容器が
しっかりと現状を感知することの
重要性も理解できるのではないでしょうか?

例えば、
今、膝がこのくらい曲がっていて、
大腿四頭筋にはこのくらいの力が、
ハムストリングスにはこのくらいの力が、
そして、足首にはこの方向に力がかかっている・・・

というような事細かな情報がない限り、
いい動きをするための指令を
脳は出せません。

それはそうですよね。
目で隅々まで見られるわけではないですし、
見たとしても、筋肉の力の入り具合や、
その方向、
実際に関節の中で何が起こっているのか?
についての情報は得られません。

その状況は、
「事件は現場で起きてるんだ!」と
織田裕二さんが叫ぶように、
会議室に現場の状況が伝わらず、
そのせいで会議室がおかしな指令を出してしまう

そんな状況に似ています。

そうなんですね。

運動神経が悪いと言われる人たちの、
その原因の多くは、

この会議室と現場のネットワークが
スムーズではない、
まさに、あの「踊る大捜査線」の
警察組織のような状態なんです。
そういった感じで、
神経ネットワークをつかんでいただければ
わかりやすいのではと思います。

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お読みいただきありがとうございました!

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