8時間ダイエットで痩せない理由をつぶそう!スポーツドクター解説

この記事は5分で読めます

本日も記事をお読みいただきありがとうございます。
歌島です。

「8時間ダイエット」
この興味深い名前のダイエットについて、
どのくらいご存じでしょうか?

スポンサード リンク

一時期テレビなどでも取り上げられ有名になりました。
キャッチーなタイトルと方法がうけて、取り組む人が続出しましたが、

意外と痩せない…

全然痩せない…

そんな声も聞かれます。

本日はこの8時間ダイエットで痩せない理由を解説しますので、
その痩せない理由をつぶすことで8時間ダイエットでの成功を目指しましょう。

8時間ダイエットとは?

8時間ダイエットとは、
1日の中で8時間の中だけで食事をして、
それ以外の16時間は全くカロリーを摂取しないダイエット法です。

うたい文句として、
「8時間の間は好きなモノをどれだけ食べてもいい」
という事が言われているため、
夢のようなダイエットと思われているものです。

2013年にアメリカで
米国の人気健康雑誌「メンズヘルス」元編集長のデイビット・ジンチェンコ氏が、
『8時間ダイエット』を出版。

その日本語版がこちらですが、

その中で、8時間ダイエットはシンプルにこう表現されています。

「8時間ダイエットとは、貯め込んだ脂肪を、
本来必要なエネルギーに変えるために、
最後の食事から断食を終えるまでの期間を延長する方法だと言える」

つまり、8時間ダイエットとは、言い換えると
16時間断食ダイエットとも言えるわけです。

スポンサード リンク

8時間ダイエットの具体的な方法は?

具体的な方法は非常にシンプルです。

1日のうち、8時間は「食べたいものを好きなだけ食べていい」
それ以外の16時間はカロリーを摂ってはいけない。

ということになります。

 

そうは言っても、
ポテトチップスとコーラだけをひたすら8時間食べ続けて、
ダイエットになるなんてそんなわけはありません。

 

栄養のバランスを考慮に入れる必要は当然あります。

 

ここで、
「やっぱり、その8時間でも我慢したり、
いろいろ考えながら食べないといけないんじゃないか・・・」
という声が聞こえてくる気がします。

 

「甘えるな!」

 

と言いたいところですが、

この8時間ダイエットは、そういう人に対しても寛容です。

 

それは8種のパワーフードと呼ばれるもののうち、
「ファットバスター(脂肪撃退!)」

「ヘルシーブースター(健康爆進!)」
の2種類を食べるということを勧めています。

 

ファットバスターとは?

  • 低脂肪肉や卵:ターキー(七面鳥)、卵、赤身肉など
  • ナッツ類:アーモンドやくるみなど
  • 乳製品:牛乳やヨーグルトなど
  • 豆類:大豆、ピーナッツなど

ヘルシーブースターとは?

  • ベリー類:ラズベリー、ブルーベリー、イチゴなど
  • 果物:オレンジ、リンゴなど
  • 青野菜:ホウレンソウ、青梗菜など
  • 非精製炭水化物:全粒粉、オートミールなど

 

アメリカっぽいラインナップですが、
文献を読む限り、さらに、玄米や豆腐、納豆など
日本らしいモノもパワーフードに入れていいと思います。

8時間ダイエットが効果が上がる科学的根拠とは?

多くのダイエット法、健康法において
科学的根拠と言って、様々な論文が挙げられます。

それはある程度まともな健康法であれば、ほとんどそうです。

 

しかし、そのほとんどはビジネスと切り離せないため、
論文も、その健康法を支持する結果を示した論文ばかりが
紹介されるということを忘れてはいけません。

 

また、論文というのは、「ある条件の下、実験をして、こういう結果になった」
というものですから、すべての人に当てはまるということはありません。

 

その論文の実験がどれだけ、汎用性があるものなのか?
そういった視点も必要ということですが、

 

そんな小難しいことより、
まずは、「科学的根拠と言っても、鵜呑みにはしない」
ということが前提としては大切です。

 

そうしないと、世に溢れる「科学的根拠」
に右往左往してしまうことになりかねません。

 

ということを先にお話をした上で、
この8時間ダイエットの根拠となっているのは、いくつかあるわけですが、

 

その中心が
雑誌「Cell Metabolism」に2012年に掲載された論文です。

Time-restricted feeding without reducing caloric intake prevents metabolic diseases in mice fed a high-fat diet.

こちらの論文はパンダ教授らの研究グループによって発表されました。

概略としては、マウスを、24時間いつでも時間制限なく高脂肪食を食べられる群と、
8時間だけ食べられる群に分け、18週間経過観察して比較しました。
その結果、同じ合計カロリー摂取でも、
8時間ダイエットのマウスは肥満にならず、運動能力が向上することを発見しました。

おお、まさに実証されているではないか!

と思いがちですが、

これでは8時間ダイエットの効果が証明されたなんて事はとてもとても言えません。
そもそもマウスの実験ですからね。

また、大切なポイントとして、
「同じカロリー摂取量でも」という部分です。

これについては後述いたします。

スポンサード リンク

そんな科学的根拠がありそうな8時間ダイエットで痩せない理由とは?

8時間ダイエットは全然痩せない

そんなことを言う人もでてきています。

 

実際、試したけど効果がなかった。という人や、
逆に太ったというような人もいます。

 

8時間ダイエットで効果がある人とない人の違いはどこにあるのでしょう?

 

そこには典型的な2つの痩せない理由がありますので、ご紹介します。

痩せない理由1:16時間断食という意味を甘く見ている

16時間断食ダイエットだと最初に述べましたが、
神髄はそちらにあるわけです。

16時間、まったくカロリーを摂取しないということは、
それだけ身体の代謝が脂肪燃焼に傾くということになります。
脂肪をエネルギーとしないと活動できない状況に持っていくということです。

そのため、この断食タイムに軽めの運動をすることを勧めているくらいです。

また、胃腸をこの16時間の中で徹底的に休めるということも、
健康面に効果があるといわれています。

それにもかかわらず、
例えば、飲み物ならいいだろうと思ってカロリーありの飲料を飲んでしまう
とか、
逆にカロリーオフならいいだろうと、低カロリーやゼロカロリーの固形物を摂取してしまう。
(ゼロカロリーゼリーやこんにゃく、サラダや春雨スープ等々)

これらを油断してやってしまえば、
なんら意味がないといってもいいくらいの台無しポイントです。

厳格なルールを設けず、
ゆるゆるで実践者を甘やかしてくれる
「8時間ダイエット」の中でも、
ここは唯一、破ってはいけないポイントです。

そうはいいながら、「8時間ダイエット」の中では、
1週間に3日だけでいいとか、
8時間を10時間にしてもいいとか、
甘やかしまくりなところはあります(笑)

厳しくしすぎるよりは継続してほしい、
むしろ、短期間で一気にやるより、
リバウンドナシでむしろ継続してほしい「健康法」という意識があるのだろうと思います。

しかし、ここを「なんとなーく」でやってしまい、
結果、効果がないような気がしてやめてしまう。
これが一番残念な形じゃないかと思いますので、
ここは徹底したいですね。

痩せない理由2:「食べたいものを好きなだけ」を勘違いしている

さきほど、根拠となる研究論文をご紹介しました。
そこで、

「同じカロリー摂取量でも」という部分が大切であると述べました。

つまり、研究で明らかになっているのは、
「同じカロリー摂取量では」
24時間食べ続けるより、8時間の間で食べて、16時間絶食にした方が痩せる。
ということになります。

それにも関わらず、
「食べたいものを好きなだけ」といううたい文句に惑わされ、
ポテトチップスとコーラをひたすら食べ続ける。
高カロリー食品を選んで、気持ち悪くなっても尚食べ続ける。
みたいなことをやれば、当然・・・太ります。。

この「8時間ダイエット」の提唱者が、
「食べたいものを好きなだけ」と言ったその真意は、
おそらく、

この8時間の間に、
痩せたいと思っている人が、
普通に我慢せず、食べたいものを健康的に食べてくれれば、
今まで、時間制限なく、だらだらと食べていたカロリーより少なくなるか、
せめて同等くらいになるのではないかという
期待があったのではないかと思います。

これは推測でしかありませんが、
「8時間ダイエット」の著者は実践者に甘いと言いましたが、その中でも
「暴飲暴食はダメです」とか「飲酒は週に2−3回くらいがいい」とか、
バランスをとってもらいたい意図を感じる記載が所々にあります。

まとめ

ということで、当然のことではありますが、

実行する日は16時間断食を徹底的に守ることと、
暴飲暴食はしないこと。高カロリー食ばかりを摂らないこと。

ということは言えると思います。

逆に言うとそれだけとも言えるので、
やはり、実践しやすいダイエットではないかと思います。

診察ご希望の方
当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

歌島のプロフィール
診察のご相談はこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
診察ご希望の方
当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

歌島のプロフィール
診察のご相談

アーカイブ