イチローのトレーニングマシンは?その哲学を理解しよう!

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こんにちは、歌島です。
本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

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イチロー選手の凄さについて、

あらためてここで詳しく
述べる必要はないかと思いますが、

軽くその経歴を
wikipediaの引用で振り返っておきましょう。

 

イチロー(本名:鈴木 一朗〈すずき いちろう〉、1973年10月22日 – )は、愛知県西春日井郡豊山町出身のプロ野球選手(外野手)。現在はMLBのマイアミ・マーリンズに所属。現在、プロ野球リーグ通算最多安打世界記録保持者である。
‘日本人野手初のMLB出場’、アジア人初のMLB通算3000本安打、その他NPBにおける7年連続首位打者や130試合制で史上唯一のシーズン200本安打、MLBにおけるシーズン最多安打(262本)や10年連続200安打他多数の記録保持者。プロ野球リーグ通算4257安打は世界記録であり、なおも更新中である。(1軍のみの記録)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%BC

 

イチローのフィジカル

 

そんなイチロー選手のフィジカルですが、
40歳を越えた現在でも、
その引き締まった体格は変わりません。

ストイックにフィジカルを鍛え上げている
印象があるイチローですが、
他の選手に比べても、
体自体が大きくなっている印象はないですよね。

実際、イチロー選手が長年愛用している
トレーニングマシンは

初動負荷理論と呼ばれる理論に基づいたもので、
一般的なウエイトトレーニングとは違い、
あまり筋肉は大きくなりません。

こちらの動画でも紹介されています。

筋肉の反射を利用し、
神経筋のバランスを整え、
スムースに幅広く、いい動きができるよう
というようなコンセプトのトレーニングです。

そのコンセプトで設計されたマシンを使って
イチロー選手はトレーニングをしているわけです。

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イチローのトレーニング哲学

そんなイチロー選手が、

近年の筋肥大をさせて、
体を大きくしていくトレーニング方針に対して、
「全然ダメでしょ!」
明確に苦言を呈したことがありますね。

そのときに話していたことは、

 

「自分の持って生まれたバランスがありますから、
それを崩してはダメでしょ。」

「トラとかライオンはウエイトトレーニングしない。」

「筋肉が大きくなっても
それを支えている関節とか腱とかって鍛えられない。
だから壊れちゃう。重さに耐えきれないから」

「人体を理解すると
動きとかトレーニングにだいぶ差が出る」
そして、その考えに至った自身の経験として、

日本でプレーしていた頃は筋力増加に励み、
体が大きくなっている春先はスイングスピードが落ちて、
シーズンはじめは調子が上がらなかった。
シーズン中はトレーニングができなくて、
筋力が落ちてきて体重が減ってくる。
その頃から調子が良くなる。

そんなことを毎年していたと言います。

 

むやみに筋肥大すべきではない

つまり、一言で言えば、

むやみに筋肥大をすべきではない
筋肉ばかりを鍛えるべきではない

ということを言っていますよね。
その理由もかなり的確です。

「筋肉が大きくなっても
それを支えている関節とか腱とかって鍛えられない。
だから壊れちゃう。重さに耐えきれないから」

この言葉ですね。
もう少し正確に言うなら、
まどろっこしい表現になりますが、

 

筋力が上がるということは、
筋肉が縮むことで発揮できる力が上がるということ。

筋肉が縮むことで引っ張られるのは、
その先端に付いている腱や筋肉の付着部(enthesis)であり、
その大きな力で負担がかかるのは
関節を覆う関節包や関節の軟骨、
骨と骨を繋ぐ靱帯などです。

筋肉はご存じの通り、
トレーニングによって太くなり、
その結果、力が強くなりますが、

腱や骨、靱帯などは
自ら動かすことはできませんので、
鍛えるというのは難しいと言えます。

(ただし、適応という考え方をすれば、
強くすることは全く不可能というわけではありません)

その中で、
どうしても筋力だけが上がれば、
その強い力に腱や関節が耐えられない
ということになります。
イチロー選手は
重さに耐えられないと表現していますが、
正確には重さも含めた、
力の大きさに耐えられないということですね。

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筋肥大は一つの戦略だがデザインありき

このイチロー選手の考え方は、

やはり重く考える必要があります。

 

ただ、少し極端かなと思います。

実際、一般的なウエイトトレーニングで
筋肥大を起こし、筋力が上がった後に、
球速が上がったピッチャーや、
飛距離がのびたバッターがいることは確かです。
筋力が上がれば
発揮できるパワーを上げることができます。

その結果、パフォーマンスを上げることができる
というのは当然です。
その際のリスクとして、
イチロー選手の言葉はすごく重く、

その人の持つバランスを崩すことになりかねないということ、
ケガをしやすくなってしまうリスクがあるということ。

これは必ず頭に入れて、

ウエイトトレーニングで筋力を上げた上で、
パフォーマンスを上げるということは、

人工的に選手個人の生まれもったバランスを
崩さずにパワーアップし、
かつ、それによって負荷が強まる部位に対する
ケアをしっかりやること。

言うは易しですが、
非常に難しい命題に取り組むことになる
ということを理解しないといけませんね。

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