ぎっくり腰の治療 注射の効果を高めるには? 整形外科医の解説

この記事は2分で読めます

こんにちは、歌島です。
本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

スポンサード リンク


今日はぎっくり腰の治療について、
特に強い痛みの時に行う注射について
できるだけわかりやすく解説したいと思います。

ぎっくり腰とは?

なぜ注射を行うかを理解していただくには、
まずぎっくり腰とは何なのかを理解いただく必要があります。

それについてはこちらで解説しておりますので、
ぎっくり腰とは? 筋肉が悪い? 整形外科医がガチ解説
ご参照ください。

こちらでは、そのサマリーとしてカンタンに
おさらいさせていただきます。
ぎっくり腰とは、
いろいろと検査をしても、
レントゲンやMRIなどの画像上は、
異常が指摘できないものです。

それにもかかわらず、
急に襲われる腰の痛みが特徴です。
ある程度、放置していても、
時間とともに痛みが軽くなっていくことが
ほとんどです。

それもあって、
どうしても病態解明が遅れています。
ただ、有力なのは、
少なくとも筋肉に何かしらの異常があるのだろうということです。
その何かしらの異常というのは、
強い炎症や、
肉離れのような筋肉の断裂ではなく、

例えば、足のこむら返りのような強い緊張
また、慢性的な緊張から血流が悪くなっている状態、
筋肉内の酸欠状態
筋肉の表面の筋膜の炎症

などなど、
様々な病態が考えられています。

スポンサード リンク

ぎっくり腰の治療としての注射は筋肉と神経に効かせる!

異常のように、
筋肉に何かしらの異常があるだろう

そして、それは、
いくつかの説がある。
というのがぎっくり腰の原因に関する、
今の医学の進み具合ですが、
それだからと言って、
原因が解明されるのを待って、
治療をしないというわけにはいきません。

ぎっくり腰治療の注射は主に局所麻酔薬

そこで、筋肉に対して注射をすることがあるわけですが、

そこで打つ注射の
主成分は

局所麻酔薬です。
局所麻酔薬とは
手術などの際に直接注射して、
部分的に(局所的に)痛みを麻痺させて、
切ったり、縫ったりすることができるようにする薬です。

神経の機能を麻痺させる作用があり、
その作用時間は数時間程度です。
この局所麻酔薬を
ぎっくり腰に使うというのは、

一見、その場しのぎの最たるもの

そんな気がしますよね。

スポンサード リンク

ぎっくり腰治療に局所麻酔薬を注射する意味

しかし、ここで考えていただきたいのは、

ぎっくり腰の原因である、
筋肉の異常のうち、

筋肉の強い緊張

というものがありました。

実際、これはかなり有力なもので、
卵が先かニワトリが先かの問題はあるものの、

ぎっくり腰のある患者さんの
腰回りの筋肉は緊張しています。

よく「張っている」と表現されますね。
この筋肉の緊張をほぐすための
局所麻酔薬だと考えてください。

筋肉の中には、
筋肉を動かす神経の細い枝である筋枝というものがあります。

そこに局所麻酔薬が効けば、
単純な痛みが引くという以外に、
筋肉の緊張が緩みます。
ずーっと緊張しっぱなしだった筋肉を、
半ば強制的に休ませてあげることができるわけですね。

ぎっくり腰治療で局所麻酔薬を注射した時のポイント

そう考えると、
ぎっくり腰治療で局所麻酔薬の注射を受けたときの
ポイントとして、
注射後の、腰回りのリラックス感、
脱力感

その感覚をよーく覚えておくというのが大切です。
感覚を覚えておくというと、
難しい気がしますが、

そういうときは、
その感覚を言語化してみること、
つまり、言葉で表現してみること、

また、何か別の感覚で喩えてみることなどをお勧めしています。
例えば、

温泉につかっているときの感覚に似ているとか、
腰回りの筋肉が溶けていくような感じとか、

どんな表現でもいいので、
自分なりにしっくりくる表現で表してみて、
薬の効果が切れた後も、
そのイメージを保ち続けること。

これが注射を、
単なるその場しのぎ以上のものにする
コツの1つになります。

こうしなきゃいけないってものではないんですが、
少しでも効果を高めるのにお試しいただければと思います。

診察ご希望の方
当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

歌島のプロフィール
診察のご相談はこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
診察ご希望の方
当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

歌島のプロフィール
診察のご相談

アーカイブ