ぎっくり腰の治療は鎮痛剤だけでいいの? 整形外科医の解説

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こんにちは、歌島です。
本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

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今日はぎっくり腰の治療について、

まず整形外科ではファーストチョイスになる、
鎮痛剤、つまり痛み止め薬について
できるだけわかりやすく解説したいと思います。

 

整形外科の専門医の診察を受けたのに、
「結局、痛み止め?」
「一時しのぎ?」

という感じでがっかりしたことがある人も
いらっしゃるかもしれません。
そこで、しっかり整形外科医が
説明できればいいのですが、
それがイマイチな医師が多いのは事実です。

ぎっくり腰とは?

なぜ鎮痛剤がファーストチョイスなのかについて
考えるにあたり、
ぎっくり腰とは何なのかを理解いただく必要があります。

それについてはこちらで解説しておりますので、
ぎっくり腰とは? 筋肉が悪い? 整形外科医がガチ解説
ご参照ください。

こちらでは、そのまとめとしてカンタンに
おさらいいたします。
ぎっくり腰とは、
除外診断と言って、
いろいろと検査をしても画像上は、
異常が指摘できないものです。

それにもかかわらず、
急激にくる腰の痛みが特徴です。
ある程度、放置していても、
時間とともに痛みが軽くなっていくことが
ほとんどです。

病態自体がなかなか解明されておりませんが、
少なくとも筋肉に
何かしらの異常があるのだろうということです。
その何かしらの異常というのは、
強い炎症や、
肉離れのような筋肉の断裂ではなく、
(それであれば画像上、特にMRIでわかります)

例えば、足のこむら返りのような強い緊張
あるいは、慢性的な緊張から血流が悪くなっている状態
筋肉内の酸欠状態や表面の筋膜の炎症

などなど、
様々な病態が考えられています。

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ぎっくり腰は放っておいても治る

以上のように、
病態というのは様々考えられていて、

そして、まだ決定打はない。
というのがぎっくり腰の原因に関する、
今の医学の進み具合ですが、
なかなか解明が進まないのは、

放っておいても自然と良くなっちゃうことが
ほとんどだからです。
急に立てなくなるくらいの激痛からは
想像できないくらい、
時にすーっと良くなっちゃうのがぎっくり腰です。
例えば、骨折であれば、
骨がくっつくまで1ヶ月以上、
筋肉であればくっつくまで3週間以上、

それも、しっかりと必要な処置をしないと、
治らなくなるか、治りが遅くなります。
それに対して、
ぎっくり腰は、数時間で良くなることもありますし、
多くは1−2週間で改善します。
それも、特に徹底安静なども必要なく、
痛みに応じた生活をしていれば・・・です。

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ぎっくり腰の治療の第一選択が鎮痛剤である理由

ぎっくり腰のこのような特徴から、
極論、放っておいてもいい。

これは言い方が悪いので、

「徹底安静は必要ないけど、
痛みに応じて無理なく生活してしながら、
だんだんと良くなっていけば、
おそらく心配ないよ。

ただ、長く続いたり、
もっと悪くなったりするようなら、
また診せてくださいね」

っていうのが、
一般的な整形外科医のスタンスです。
そうは言っても、
今、痛いんだから、どうにかしてくれ!

という当然の要望に対して、

一番、使いやすく、
効く可能性が高いのが、

鎮痛剤

ということなんですね。

ぎっくり腰に鎮痛剤だけでいいかと言えば・・・

ただ、だからといって、
鎮痛剤だけでいいかと言えば、
そうではないですよね。

慢性化してしまう腰痛もありますし、

アスリートの腰痛は、
一般人の腰痛と違って、
かなり原因がはっきりしやすいです。

つまり、画像上も異常が出やすいんですね。
そのため、僕の場合は、
鎮痛剤は必要に応じて出しますが、
それだけで終了!ではなく

ケースバイケースで
様々な治療を組み合わせますし、

アスリートであれば、
早めに精密検査を勧めることが多いです。
ちなみに、治療の1つの選択肢である
注射についてもこちらで解説しておりますので、
参考にしてみてください。

ぎっくり腰の治療 注射の効果を高めるには? 整形外科医の解説

診察ご希望の方
当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

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