フレーミングは野球のキャッチャー必須の最先端キャッチング技術

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フレーミングという言葉がだんだん広まってきました。

以前はキャッチャーのキャッチングという言葉だけでしたが、キャッチング技術の中でもストライク・ボールに影響を与える技術として重要視されるようになってきました。

 

しかし、審判をだますということが本当に正しいことなのか?というような意見も聞かれますので、

実際にフレーミングとはなんなのか?
ボール球をストライクにするような審判をだますキャッチングなのか?

ということからフレーミングに対する理解を深め、

キャッチング技術の向上に役立てていただきたいと考えています。

こんにちは、整形外科医でスポーツメディカルコーチの歌島です。本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

それではいきましょう!

野球のキャッチャーで注目の技術 フレーミングとは?

冒頭でも述べましたが、野球のキャッチャー(捕手)のキャッチング技術としてフレーミングというものが注目されています。

主にMLB,メジャーリーグで使われ始めたようですね。

絵画の世界の技法が由来

由来は絵画や写真の世界で、
フレームの位置、大きさなどを検討、決定することを言います。

要はこれと同様にキャッチングによってストライクゾーンを決めてしまうというようなニュアンスで使われているのでしょう。

実際にキャッチングでストライク・ボールが変わるのか?

とはいえ、ストライクゾーンはキャッチャーミットの位置で決まるわけではありませんよね。

ピッチャーの投げたボールがストライクゾーンを通過したか否かで決まるわけです。

 

しかし、140km/hを越えるボールがベースの真上のラインが引かれているわけでもない空間の中を通ったか否かなんて、正確に人間が判定できるわけがありません。

とすれば、どうしてもキャッチャーミットの位置やキャッチャーの体勢、キャッチングまでとキャッチからの動きがストライク、ボールの判定に影響を与え得ることは間違いありません。

ただ、フレーミングをボール球をストライクに見せる技術という認識は正しくなく、そして、キャッチング技術の向上においても良くない認識だと考えています。

フレーミングに対する正しい認識

フレーミングに対する正しい認識はどのようなものなのか解説していきたいと思います。

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ミットをストライクゾーンにずらすのがフレーミングではない

一昔前の日本のプロ野球のキャッチャーのキャッチングで多かったのが、キャッチ後ストライクゾーン方向にミットを動かすようなキャッチングです。

これとかはちょっと極端ですが典型的なキャッチングで、高めをキャッチしたあとにストライクゾーンに落としていますよね。

 

これはキャッチング動作の一連の流れでミットがずらせていませんので、審判にも意図的に「ボール球をストライクに見せようとしているな?」ととられていまいかねません。

つまり、むしろ、キャッチャー自身がボール球だと思っているとアピールしているようなモノです。

これはフレーミングとは言わないと考えています。

キャッチャーミットを動かさないのがフレーミング?

ただ、逆にボールをミットの芯で捉えてまったく動かさないことがいいキャッチングかと言えば、

それはそれで機械ができる正確なキャッチングで、人間の判断するストライクゾーンに悪い影響はしないかもしれませんが、いい影響も及ぼせません。

実際、youtubeでframing catcherで検索するとヒットするこの動画のキャッチングなどを見ても、ミットは動いていますよね。

いかにナチュラルにフレーム(ストライクゾーン)内に吸収するか?

もともとストライクゾーンのつもりでミットを構えて、そこにボールが来れば、フレーミングも必要なく、ストライクなはずです。
それがボールと言われたなら、最初の構えが間違ってます。

フレーミングが必要なのは、構えた位置からボールがずれたときですね。

それでも構えた位置やストライクゾーンにボールが吸い込まれるようにキャッチングができるか、逆にそのズレを強調するような焦ったキャッチングになるかというのがフレーミング技術がある人とな人の違いではないでしょうか。

古田敦也さんのフレーミング

例えば、日本球界に語り継がれる名捕手の1人、古田敦也さんのキャッチングですが、

この動画は参考になります。

構えた位置よりやや外、やや低めにボールがズレましたが、それでもストライクとボール、どちらにもとられそうな球です。

これをフレーミング技術がない捕手であれば、150kmくらいの五十嵐投手のストレートですから、捕るので精一杯で、下手したらミットが外、低めへ捕球の流れのままミットが逸れてしまうかもしれません。

しかし、古田さんキャッチングは体幹もぶれず、ミットの動きもキャッチングで勢いを吸収するかのように構えた位置近くにおさめています。

これがナチュラルに一連の動作で、あたかも、おおすじ構えたところに来ましたよ−!という感じで捕ってしまう。

これがフレーミングと考えています。

フレーミング技術を体得するには?

このフレーミング技術、

キャッチャーであれば是非体得したい技術ですよね。

 

そのために必須になるのは、ごくごく基本のキャッチング技術です。どんなに速い球でも、どんな鋭い変化球でも余裕で捕れるという状態に持っていかないと、フレーミングなんてできません。

捕るのでイッパイイッパイになっていると、そのあとフレーミングっぽいことをやろうとしてもナチュラルにはできず、ただのミットずらしになってしまいます。

そのためにはハイレベルの投手のボールをたくさん受けることが一番です。キャッチングは受け身の動作ですから、いかに慣れるかが大事なわけですね。

しかし、ハイレベルな投手がどこにでもいるわけではないので、マシーンを使ったり、バッティングセンターに通ったりする人もいるわけですね。

まとめ

今回は最近注目の野球のキャッチャーのキャッチング技術、フレーミングについて解説いたしました。

フレーミングというモノを正しく認識した上で、キャッチング技術の基本を向上させていくことが大切だと思いますので、その参考にしていただけると幸いです。

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