感情のコントロールができない人にはコーチングが抜群に効く!

この記事は5分で読めます

日馬富士関と貴ノ岩関の問題が
連日取りざたされていますね。

身体に悪いスポーツの代表だと思うので、
僕は相撲自体はそんなに好きじゃないんですけど、

でも、

心技体の「心」を重視する文化

国技というプライド

この感じは好きなんですよね。

 

ですから、強い力士の「心」が
憧れの対象になりえないというのは
とても残念です。

とくに今回の日馬富士関の問題は
「指導が行き過ぎた」とおっしゃいますが、
要は感情のコントロールという点において
残念ながら未熟だったということでしょう。

この感情のコントロールにおいても
コーチングというのは非常に有用です。

というより、コーチングにおいて
感情のコントロールなんて、できるに決まっている
という状態をさっさと目指します。

こんにちは、整形外科医でスポーツメディカルコーチの歌島です。本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

それではいきましょう!

スポーツ界全体で「心」を育てるにはほど遠い状態・・・

冒頭でお話しした相撲界のみならず
スポーツ界全体でも「心」の問題は山積みです。

昔はもっと酷かったという話をよく聞きます。
高校球児の「しごき」「暴力」・・・

プロアスリートの引退後の残念な姿・・・
(あえて名前は挙げませんが、
何人か思い浮かぶ人がほとんどではないでしょうか)

 

「心」が育ってないアスリートの事例は
昔からいくらでも出てきます。

そして、それが出てきやすい環境なのが
現代と言えるのではないでしょうか。

コーチングが扱うのは「脳」と「心」

コーチングでは抽象度(ちゅうしょうど)という概念も
重要視しています。

抽象度は顕在的情報量、潜在的情報量で定義できますが、

細かいことは抜きにして、

犬より高い抽象度の概念は哺乳類で、
さらに高い抽象度の概念は動物、

犬より低い抽象度の概念はトイプードルだったりシーズーだったり、
もっと低い概念はシーズーの「もっちぃ」(うちの愛犬)
だったりするわけです。

 

そして、「心」と「脳」は抽象度の違いだけで
同じモノを表していると考えていて、
それを一言で「マインド」と言っています。

この「マインド」の使い方を指導し、
そして育てていくのがコーチングの大きな意義だと思っていますので、

スポーツ業界でのコーチングの普及が急務だなと
常日頃思っています。

コーチングでは高い抽象度で感情のコントロールを学ぶ

コーチングでは、
後輩を殴らないような心を指導するわけでも、
引退後に薬物に染まらないように指導するわけでもありません。

 

もっと抽象度が高いレベルで
「心」が育てば、
必然的に「そう(いろいろな事例を含みます)」はならないと考えています。

例えば、日馬富士関の問題であれば、
問題と同じ抽象度のレベルで話せば、

「何があっても暴力はいけません」

という道徳レベル、もしくは法律レベルのお話になります。

 

それはそれで大事だと思いますが、

コーチングでのアプローチは違います。

コーチングにおける「怒り」のコントロール

例えば、「怒り」という感情へのアプローチです。

コーチングにおいても
感情の捉え方はいくつかあり、
答えは一つではありませんが、

その一つに
「感情は娯楽である」という考え方があります。

映画をイメージしてみてください。

ホラー映画は「恐怖」という感情を娯楽として楽しみに観るでしょう。

勧善懲悪タイプの映画であれば、悪が倒される「爽快感、達成感」みたいな感情でしょうか。
しかし、その前提として「悪」に対する「怒り」という感情もセットになっていますよね。

つまり、このタイプの映画は「怒り」+「爽快感」を娯楽として楽しんでいるわけです。

それと同じように自分のこととして起こった感情も、
自分の目を映画の映写機としてイメージして、
娯楽として目の前の怒りの対象を観てしまうということです。

そうすると、怒りは怒りとして存分に味わいますが、
それを「殴る」という行動には移さないはずです。

だって、映画を観ていて、
悪の登場人物がムカつきすぎて、映画の画面を殴らないですよね。

映画と現実は違うよ!

という声が聞こえてきそうですが、
量子力学の世界では単に画素数の違いです。

映画だってスクリーンの真ん前に立ってみてみると、
単に点状の光の集まりであることがわかります。

現実世界も素粒子の集まりです。

 

そういう感じで何らスピリチュアルでも
宗教的でもない視点から
科学的にこの世界を捉えなおして

マインドの使い方をどんどん研ぎ澄ませていく

ということがコーチングでやっていくことです。

 

そのコーチング経験者が
果たして態度の悪い後輩を殴るか?

ということなんですね。

抽象度の高い話をサラッとしているので
取っつきにくいかもしれませんが、

少しずつでも自分に落とし込んでみていただくと
いいかと思います。

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感情をコントロールできない人の2つの共通点

まずは感情のコントロールができない人の
共通点を探ってみます。

1番典型的なのは、
湧き上がる感情を抑えようと必死

という状態です。

怒りなんて典型ですよね。

怒りを鎮めよう
→鎮まらない

やばい、鎮めないと
→鎮まらない

の連鎖で逆にどんどん感情を強めて
いってしまう人です。

もう1つの共通項は意外ですが
真面目すぎることです。

真面目すぎる考え方の1つが、
その感情の原因になったことに対してしか、
その感情を発散することはできない

というものです。

よくありますよね、名言チックに

〇〇の悩みは〇〇でしか解決できない

つまり、逃げるな!
と言いたいときの言葉や考え方ですね。

このどちらも
感情のコントロールができない人の
かなり典型的な考え方です。

程度の差こそあれ、

「自分にも思い当たるところがある」

と思う人は少なくないのではないでしょうか?

感情を抑えようと必死になってしまう人の対処法

まずは1番目の
湧き上がる感情を抑えようと必死
という人は

どのようにして感情をコントロールすべきか?
ということを考えてみたいと思います。

結論からすると、
感情は抑えるものではない

ということです。

話は逸れますが、

ケンカが一番強い人はどんな人でしょうか?

それは相手と同じ土俵に立たない人

です。

 

もちろん、いろんな考え方があるとは思いますが、

相手と同じ土俵に立って殴り合えば、
それは上には上がいて、
さらに、ボクシングの世界チャンピオンだって、
相手が拳銃を持っていればイチコロですし、

・・・

ということで同じ土俵に立っている時点で
相手によっては負けてしまうわけです。

 

感情を抑え込もうとしている人は、
その感情と同じ土俵で戦っているようなモノです。

その感情が弱ければ勝てて抑え込めるかもしれませんが、
負けてしまえば、感情爆発。
コントロールできない人になりさがってしまうわけです。

よって、同じ土俵ではなく、
感情を高い視点から見ればいいんですね。

 

どういうことかというと、

シンプルにその感情を見つめてみればいいんです。

怒りの感情であれば、

「あ、俺、怒ってるな・・・」
「相当な怒りだな・・・」

と見つめていけばいいんです。

 

このように客観視した時点で
もう同じ土俵から下りて、高い視点から見れています。

もしくは、

もう少しわかりやすく

その感情を言語化+数値化してみてはいかがでしょうか。

「あ、今、怒り60%だな」
とか

「今、恐怖100%だ!!」

みたいに。

 

そうすると何となくゲーム感覚でより客観的にできます。

そうすると、感情は爆発しにくくなります。

例えば、

「怒り95%!」と思ったら、

ちょっと90%に下げてみようか・・・
とやってみるといいですね。

別に自分で決めた数値ですから、
下げることも意外と容易にできます。

 

そんなことをやっているうちに、
爆発しそうなレベルの感情は
だいぶ落ち着いてくるはずです。

これが客観視の威力です。
抽象度を上げる威力と言ってもいいですね。

例えば、映画の中の登場人物が
怒り狂っていたとしても、
それを映画館で見ているあなたは怒り狂いはしませんよね。

それは1つ高い抽象度から客観視しているからです。

 

逆に怒りを抑え込もうとすることは、
映画の世界の中に入り込んじゃっている状態です。

そりゃ、怒り狂うこともあるかもしれませんよね。

ということで、

湧き上がる感情を抑えようと必死であるせいで
感情のコントロールができない人は

ただ、わき上がる感情を見つめる

もしくは

わき上がる感情に名前をつけて数値化する

ということをやってみるのをオススメしています。

マジメすぎて感情のコントロールができない人の対処法

次にマジメすぎる
というポイントについての解説です。

「〇〇の悩みは〇〇でしか解決できない」
と言わんばかりに

その感情の原因になったことに対してしか、
その感情を発散することはできない
と考えてしまうことですね。

このように考えてしまう人は、
マジメすぎると言いましたが、

特に感情を「正しい or 間違っている」
というラベリングで見てしまいがちです。

正義と悪
みたいな感じですね。

しかし、もともと感情に
正しいも、間違っているも
正義も悪もありません。

ただの感情です。

抽象度を下げると、脳内情報伝達物質のバランスの変化です。

ですから、
まずこの考え方が原因で感情のコントロールができない人は

感情にいいも悪いもない
すべてただの感情である

というところを認識していただきます。

「〇〇の悩みは〇〇でしか解決できない」

これはある意味、正しい面もありますが、

間違っているのは

「○○が原因の感情は○○でしか解決できない」

という論理の飛躍をしてしまっている点です。

要は○○を解決しない限りは感情のコントロールができない
と考えてしまっているんですね。

 

しかし、前回も解説したとおり、
感情なんてのは見つめるだけで客観視できて、
自然と落ち着いてくるモノです。

ですから、感情の原因となる何らかの問題と
感情そのものは切り離して対処することが大切です。

そして、感情的に落ち着いてから
問題に対する解決策を考えればいいわけですね。

まとめ

長くなりましたが、感情のコントロールができない人に
コーチングは取り組めば取り組むほど効果が実感できるのではないかと思います。

参考になりましたら幸いです。

診察ご希望の方
当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

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