暴言を吐く指導者の心理をスポーツコーチが解説

この記事は4分で読めます

この記事は2018年4月に書いていますが、
今の話題は

文書の改ざんか、
指導者のパワハラか、
力士の暴力か…

クソみたいな世の中ですねぇ。

ただ、そんな人がいること自体が
信じられないと思う人が多い、
つまり、
クソみたいじゃない世の中だから

これらが話題になるとも言えます。

 

改ざんなんて当たり前
パワハラなんて言葉もなくて当たり前の状況、
暴力なんて日常茶飯事、

こういうのをクソみたいな世の中とするなら、

むしろ、そうではなくなってきた
ということかもしれません。

 

汚い言葉で申し訳ないですが、

そんなクソみたいなことがまだ
現場で横行してるのが
スポーツ界かなと思います。

ということで、今回はクソみたいな指導者として、
暴言を吐く指導者を例に、なぜ、そんな指導者になってしまうのか?
というその心理をコーチングの視点から解説したいと思います。

こんにちは、整形外科医でスポーツメディカルコーチの歌島です。本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

それではいきましょう!

暴言を吐くクソみたいな指導者

このスポーツ業界において、
多くのチームではパワハラは間違いなくあります。

暴言に始まり、虐待、暴力と、どうしようもないなと思わされる現場はまだまだあります。

この方が暴言を吐いているとは限りません。あくまでイメージ写真です。

特に子どもの指導においては
子どもがパワハラとして訴えるなんてことは
なかなかないですよね。

子どもの指導者におけるパワハラは
まだ、その言葉自体がない段階かもしれません。

だから、そこを飛び越えて
虐待や指導者の暴力なんてことに
発展しちゃうのかもしれませんね。

まさにクソみたいな指導者です。

そんなクソみたいな指導者は
弱小チームよりむしろ強豪チームに多い

というのは何となく、
そんな印象を持ってる人も
多いのではないでしょうか。

 

そういえば、
いま巷で話題のあの監督も
メダリスト輩出しまくりの名監督でしたね。

あ、いや、

事実関係がわからないので、
あの監督がどういう監督かは僕は知りません。

暴言を吐く指導者=「残念な指導者」は強豪チームに多い

クソみたいって言葉は、
僕の強烈な嫌悪感を表していますが、

やっぱり字面を見ても気分悪いですね。

ということで、もうやめます(笑)

上品に「残念な指導者」と呼ぶことにします。

この残念な指導者が意外と強豪チームに多い

ということについて考えてみます。

特に古いスポーツ業界だとその傾向が顕著な気がします。

野球や武道系(相撲・・・)、格闘技系(レスリング・・・)、
実際の現場を直接見ている業界ばかりではないので、
一般的なイメージも多分に含まれ、
間違っていたらすみません。

ただ、強豪チームに残念な指導者が多いというのは
実はコーチングの考え方からすると理解できます。

強豪チームの指導者はエフィカシーが高い!?

強豪チームの指導者ですから、
試合に勝たせてきた経験があります。

そのため弱小チームの指導者に比べると
エフィカシー(自己評価)は高い傾向があります。

それゆえ、自分が思うようにできない選手がいたり、
勝てなかったりすると、

「これはおかしい!!」

と思うんですね。

自分が思い描くノーマル(コンフォートゾーン)よりも低い
パフォーマンスを見ると
そこにギャップを感じ、

「おかしい!」
と強烈な違和感を感じます。

これを認知的不協和と言うわけです。

認知的不協和が暴言に変わってしまう理由

この認知的不協和は上手に使うと、
ゴール達成の最も有力なエネルギー源なんですが、

この強豪チームの指導者の場合も
この認知的不協和のエネルギーが生まれて、

それが残念ながら
パワハラや暴言、虐待、暴力という行為に変わってしまっています。

なんでゴール達成のエネルギーになるはずの
認知的不協和が残念な指導者を生み出してしまうのか?

それは

その一見高い強豪チームの指導者のエフィカシーは
ニセモノのエフィカシーだから・・・

というのが僕の1つの答えです。

ホンモノのエフィカシーとニセモノのエフィカシー

エフィカシーというのは
自分のゴール達成能力の自己評価ですが、

残念な指導者のニセモノのエフィカシーは

自分のゴール達成能力に対するものじゃないんですよね。

選手たちのパフォーマンスの高さや
チームのパフォーマンスの高さ・・・

というような、「自分のゴール達成能力」じゃない
他人、他己に対する評価なんですよね。

 

これって、自分の思い通りにならないことに対して
ただただ泣きじゃくる子どもと似てます。

 

ホンモノのエフィカシーの高さを持つ指導者は

自分の指導能力に対する高い自己評価をもっているので、
どんな選手であっても、
どのように指導すべきかを常に考え、
そして、技術やメンタル、指導法について学び続ける姿勢を持っています。

「なんでできない」という言葉の使い方でわかるエフィカシー

わかりやすいのは、

指導した内容ができない選手に対して、

「なんでできない!!

と大声で怒鳴るニセモノエフィカシー指導者と

「なんでできない

と真剣に原因を探るホンモノエフィカシー指導者

 

同じ言葉でも

単にだだをこねる子どものようにエネルギーをぶつけるだけの言葉と、
真剣に指導内容をさらに上げていこうとする言葉という、

大きな違いになります。

いい指導者の1つの見分け方はこれかなと思っています。

「なんで」「なぜ」

という発言の次が!!なのか??なのか

ということですね。

弱小チームの場合は「なぜ」すら出てこない

ただし、弱小チームの指導者の場合は
この「なぜ」が出てこないケースがあります。

それはホンモノだろうがニセモノだろうが
エフィカシーが低いからですね。

だから、「できなくて当然」というのが
どこかであるんです。。

それならパワハラも虐待も暴力も起こりにくい・・・

でも強くもならない・・・

まとめ

今回は暴言を吐いてしまう指導者の心理をコーチングの理論に沿って解説してみました。

ホンモノのエフィカシーをもった指導者が増えることを願いますし、
そのお手伝いをぜひやっていきたいと思っています。

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当サイト管理人 歌島 大輔

スポーツ整形外科専門医師

川崎市立井田病院
景翠会 金沢病院
さくら通り整形外科

各非常勤医師

関東の複数病院において外来診療・手術を行っている。
ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

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