関節の動きの種類の覚え方 意外と単純です!

この記事は3分で読めます

腕の外にひねるんだ!

腕を内旋するのが大切!

手首を外旋しよう!

肩を回内しましょう!

これ、ぜ~んぶ間違った表現になってしまっています。

しかし、本屋さんで並んでいる運動に関する本にすら!
こういう間違った表現がしょっちゅう出てきます・・・

 

こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。。SMCの記事をご覧いただきありがとうございます。

今回は関節の動きの名前・種類を解説いたします。
なぜ、イチイチ関節の動きの名前、種類を知る必要があるのか?
それについて最初に説明いたします。

なぜ関節の動きの種類を知る必要があるか?

関節の動きには、
屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋、回内、回外・・・

なんだか、わかるようなわからないような名前が
たくさんあります。

 

これらを全部覚えなきゃいけないのか?
それって意味あるの?

と言うところは、多くの方の印象だと思います。

実際のところ、知らなくても日常生活では困りません。

それどころか、

「いやぁ、今日は肩を外転すると痛みが少しあるねぇ」

なんて話しかけられた日には、

「なんだこいつ?普通の言葉使えよ・・・」

なんて目で見られかねません。

 

ですが、僕はそれでも、
ぜひ、知っていただきたいなと思っています。

 

なぜなら、
運動について学び、進歩していくあなたにとって、
これは最低限の共通言語になるからです。

この共通言語を共有できてないと、
一つの動きを表現するのに、
ズレが生じてしまい、
議論にもならないですし、学ぶ際にも混乱を招きます。

 

これからも運動については、
特に向上心もなく、ただただ漫然と運動する人たちの中で、
同じようにやれればいいという方には必要ないかもしれませんが、

少しでも向上したい!と思ってらっしゃる人には、
最低限の言葉としてぜひ、「サクッと」マスターしてほしいなと思います。

関節の動きを覚えるための準備

まず関節の動きの種類を覚えるための準備として、
こちらの2つのポイントを押さえてください。

  1. 動くのは関節である!
  2. 「3次元」それぞれの平面を意識する

それぞれについて見ていきます。

1.動くのは関節である!

これは当たり前すぎて申し訳ないんですが、

それにも関わらず、
「上腕が外旋する」
とか、
「大腿骨が外転する」とかいう間違った表現が目立ちます。

「上腕が外旋する」のではなくて、
が外旋する」

「大腿骨が外転する」のではなくて、
股関節が外転する

が正しい表現です。

常に動くのは関節です。

2.「3次元」それぞれの平面を意識する

日常の空間は当然のことながら3次元です。

この3次元空間の中で
関節が動くわけですから、
それぞれの動きを表現する時には、

3つの次元、それぞれについて動きの名前がつくと考えてください。

その前にその3つの次元それぞれの平面の名前を
図示しておきます。

身体の3次元平面

これらもできれば覚えちゃいましょう!

肩を例に動きの種類を覚えましょう

肩関節というのは、すべての中で、
最も動きの幅が大きな関節です。

だからこそ、外れやすい(脱臼)んですけど・・・

ということで、肩を例に動きの種類を覚えます。
ほかの関節でも似たような名前になってます。

冠状面での動き=外転・内転

身体の中心から離れる方向を「外」
身体の中心に向かう方向を「内」とし、

それに「転」という文字をくっつけただけの言葉ですね。

肩内外転

矢状面での動き=屈曲・伸展

肩で言うと、前に上げる動きを「屈曲」
後ろに上げる動きを「伸展」と言います。

これは肩だとちょっとピンとこないかもしれませんね。

肘の場合は曲げるのを「屈曲」
伸ばすのを「伸展」と言います。

こちらの方がピンとくると思います。

ただ、腕をだらんと下ろした状態から、
肘を曲げる方向と肩を前に上げる方向は一緒ですよね。
つまり、矢状面ですね。

だから、肘を曲げるのはもちろん「屈曲」ですが、
肩を前に上げるのも「屈曲」と言います。

肩屈曲伸展

水平面での動き=外旋・内旋

これは肘を曲げるとわかりやすいので、
90度に曲げてやってみましょう。

 

肘を曲げて、手がまっすぐ身体の前を向いている状態。
小学生時代にやった「前ならえ!」の体勢です。
これを「外旋と内旋の真ん中」(中間位)とします。

そこから、肘の位置を変えずに、
手を外(身体から離れる方向)に持っていく動作を「外旋」
手を内(身体に近づく方向)に持っていく動作を「内旋」と言います。

肩関節内外旋

まとめ

まずは、ここまでをベースラインとして頭に入れていただくと、
それ以外の関節のちょっとした例外も覚えやすいと思います。

まとめますと、

  • 動くのは「関節」である
  • 3次元平面はそれぞれ、「冠状面」「矢状面」「水平面」がある
  • 肩を例に「外転・内転」「屈曲・伸展」「外旋・内旋」を理解する

ここからスタートしてみてください!

 

 

面倒な医学用語も、
意外とシンプルにできていることに気づくと、
学ぶこともそこまで苦ではなくなると思っています。

 

ではでは!

少しでも参考になりましたら、
お気軽にシェアしてください。

※画像引用元:「イラスト解剖学 第3版」中外医学社

 

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